金切り鋏(はさみ)の正しい使い方、選び方

Google Translator
スポンサーリンク
金切鋏 イラスト2

金切り鋏(はさみ)とは?|英語:tin snip

ハサミでボール紙のような硬めのものを切ると、切り落としていく側がハサミの刃を押すので、真つ直ぐに切りにくくなる。
金属板の場合も同様。これを防いで真つ直ぐに切れるようにしているのが金切りバサミだ。オーソドックスな形状のものもあるが、さまざまなメーカーがそれぞれに工夫こらしたものを販売していて、切りやすさも向上している。金切りバサミには直線用や右曲がり用、左曲がり用のほかにも、兼用や全方向用といったものも登場してきている。ホームセンターなどで見比べ、自分の用途に合つたものを選ぶといい。

スポンサーリンク

金切り鋏(はさみ)の名称

鋏の名称

鋏の名称

金切り鋏(はさみ)の種類|直刃|柳刃

金切りハサミは、金切りノコで切れない薄い鋼板を切る道具です。

切る原理としては「せん断(シャーリング)」。2枚の刃は上下から板にヒビ割れを作って切ります。柄が長い2本棒式なのは、切りながら後ろへ持ち替えてテコを利かせるためです。

空き缶工作から広く板金作業に使われますが、厚さ0.3~0.6ミリの鋼板が切りやすい範囲でしょう。これより薄い鋼板は、刃の間に滑り込んで切れません。アルミ、真ちゅうも切れますが、歪みが残りやすいので要注意です。
金切りハサミは、刃の形状によって種類が分かれます。「直刃(すぐば)」は直線切り用。「柳刃」は緩い曲線用で、直線にも使います。「えぐり刃」は急な曲線や穴あけに。「波板刃」は屋根のトタン波板を切る時に使います。どれもサイズは全長で表しますが、実際の製品寸法は表示よりもわずかに人きいのが普通のようです。

金切鋏の種類

金切鋏の種類

金切り鋏(はさみ)の選び方

出番が多いのは柳刃です。これだけでもかなり自由に使えます。サイズはなるべく大きいもの。チョキチョキと細かく切れないので、1回に切れる長さを大きく取っておいたほうが実用的です。サイズとしては、手が小さい人には270ミリ、大きい人には300ミリがお勧めです。逆に「えぐり刃」は小さいものが便利です。
なお0.2ミリ以下の鋼板は金切りハサミでは切れません。主に極薄板を扱うのであれば、調理用のキッチンハサミから選んでみるのも、ひとつの方法です。

使い勝手を考えると、スプリングで開いた状態が保持できるものがいいが、こうしたタイプの場合、ロック機構は必ずほしい。刃が開いたまま工具箱に入れると危険だ。また、細い針金ぐらいは切断できるものにしたいが、それでいて薄い紙もちゃんと切れるものを選びたい。あまり安価なものだと、薄いものが切りにくいこともあるので選ぶ際には要注意。紙などを切って試してみるといい。

金切鋏 スプリング タイプ

スプリングがあるものは切る際にわざわざ開く必要がないので作業がしやすい。

金切り鋏の定番&逸品|メーカー 価格比較

 SK11 エスケー11 |おすすめ金切鋏

 SK11 ストロング万能ハサミ SST-250

金切り鋏(はさみ)の使い方

柄は2本棒なので、図のようにいくつかの動作に合わせて、指を掛け替えて使います。一方、刃は切った鋼板を避けなければ、先へ切り進めません。切断線の片方が捨てる板であれば、そちら側は歪めても構わないので、逃がすのは簡単です。作業の前に、刃のどちら側を逃がすかを決めてから取り掛かりましょう。そして切り口でのケガを防ぐため、軍手はかならずはめてください。
直線切りには直刃を使います。この場合、切断線の両側とも材料として使うことが多いので、どちらにも歪みを残せません。要領としては、左側の鋼板を持ちヒげながら切り進みます。

これを柳刃で代用すれば、切り口が手に当たらないので作業はラクになります。むしろ柳刃をお勧めしたいところです。
円盤を切る場合は柳刃です。先端を右に向けて持ち、左回りに切ります。板はあらかじめ八角形に荒切りし、周りを逃がしやすくしておけばラクに切れます。
丸穴を切る時は、えぐり刃を使います。まずドリルやタガネで刃が入る小穴をあけてから、えぐり刃を差し込みます。刃は先端を左に向けて左回りに切ります。

しかし一気にケガキ線通りに切ろうとすると、鋼板は逃げてくれず、シワや歪みが起きやすくなります。渦巻き状に切り広げたほうがムリなくできます。
波板には波板刃です。刃をトタンの凹凸にかみ合わせて切ります。左手でトタンをゆったり巻きながら進みましょう。ちなみに長手方向には切れません。板が突っぱって逃げが取れません。この場合、1山手前でいったん無理やりに切ります。刃は柳刃です。そして1山を平らに延ばしてから切り直します。

金切鋏の使い方

金切鋏の使い方

金切り鋏の手入れ、メンテナンス

不具合で切実なのは、薄板の滑り込みでしょう。刃の間に挟まるとその先は切れません。これは刃先が丸くなったのが原因です。手に持てる「鎌砥石」か、または当て木をした耐水サンドペーパーで研げば直ります。番手はともに240番くらい。鋭角に研ぎ上げるのも対策ですが、刃角65°以下では刃が欠けやすくなります。

切れ刃の内側に向かって研ぎ、刃先が内側に返ったらできあがりです。
この「返り」は、刃を開閉させてなじませます。刃がすれ合う面は研ぎません。
たいがいこれで直ります。回転軸をたたいてガタを減らすのは、失敗しやすくて勧められません。ガタは普段使う材料の板厚の半分くらいは必要です。

滑り込み対策

滑り込み対策

参考文献:
1.DIY工具選びと使い方 著者:青山元男 ナツメ社
2.DIY 道具の便利手帳 監修:西沢正和 大泉書店
3.電子工作工具活用ガイド 著者:加藤芳夫 電波新聞
4. 道具の徹底使用術  著者:荒井章 山海堂

スポンサーリンク
facebook Like Box
Google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です