ハンマー、かなづちの正しい選び方、使い方

Google Translator
スポンサーリンク
ハンマー イラスト7

Contents

ハンマー、かなづちとは?|英語 HAMMER

金づちとは鉄製の槌(つち)のことでゲンノウ(玄能)、トンカチ、ナグリ、ハンマーなどさまざまな名で呼ばれる。種類も非常に豊富で、釘を扱うことに限定しても大工仕事用のものもあれば、建具用やいにしえの箱屋用のものもある。
ここで、代表的なカナヅチについて、形を比べてみましょう。ゲンノウは柄と頭部が直交しています。これが直角でないとノミに命中させるのは難しく、また両口とも打撃に使うことはできません。カシ材の木柄は衝撃を吸収しながらも、打った手応えがよくわかります。断面はだ円で、頭の向きを手に教えます。

そして柄のテーパー形状は、左右対称が普通。職人が自分で仕込んだものには、木殺し側だけを直角線に保った形も見られます。また柄頭を木殺し側に寄せ、重心を移動したものもあります。どれも直角を強く意識した、命中精度本位の形です。
ネイルハンマーは打撃面側か重く、安定したクギ打ちができます。この打撃面はわずか柄側に傾斜してあります。このほうが手首のスナップで加速が効きます。

釘を木材のなかに打ち込むのが金づちの基本的な役割だが、さまざまな形状のものがあり、そぞれに用途が異なっていたりしており、色々なタイプのものがあります。

かなづちの形状

かなづちの形状

ハンマーの種類と用途|JIS規格

日本古来の大工用といえば両側で釘を打つことができる両ロゲンノウ。単にゲンノウと呼ばれることも多い。片側が薄くとがった形状のものは先切り金づちという。とがった側で小さなものを打ったり穴あけや打ち壊しができる。

小さなサイズのものは唐紙づちといわれ建具や家具作りに使われる。大きなものはレンガやブロックの打ち割りに使える。片側が釘抜きのものもあり、日本古来のスタイルのものは箱屋金づち、西洋スタイルのものはネイルハンマーと呼ばれる。

金槌の種類

金槌の種類    画像出典先:DIY工具選びと使い方 著者:青山元男

金槌の頭

金槌の頭

スポンサーリンク

金づちの打撃面 |ハンマー構造

カナヅチを大別すれば、打撃面が2つある両口と、片側だけの片口があります。
そして片口のとがった側は専門機能が付いたバリエーションとなっています。

両ロゲンノウの打撃面

両ロゲンノウの両側の打撃面はどちらも同じように見えるが、実際には片方が平面、も
う片方が曲面にされている。曲面の側で釘打ちを行うと、釘の頭に当たった際に滑りやす
いので通常は平面の側を使う。

曲面の側は木殺しといわれ、釘の頭をしっかりと打ち込み周囲の木材の面にそろえる際に使う。曲面であるため材料の表面に跡が残りにくい。

金槌 平面側

金槌 平面側

金槌 曲面側

金槌 曲面側

先切り

先切りも便利なもの。唐紙づちのような小さなものなら、細かな作業に適しているし、ブロックハンマーと呼ばれる大きなものならレンガやブロックなどの整形に利用できる。

先切 金槌

先切 金槌

釘抜き

釘抜き

八角ゲンノウ

八角ゲンノウ

金槌の柄

金槌の柄は木製が一般的だったが現在ではスチールスチール製も増えている。スチールの場合は滑りめのためにゴムなどでグリップ部がおおわれていることが大半。木製の柄の場合、長く使うと頭部に挿入されている部分の木がやせてガタつく。

また金属パイプ製の柄は、ゴムまたは樹脂グリップが付きます。手にかかる負担が少なく、打ち込むクギが多い場合はラク。しかしノミやタガネには不便です。

クサビ

クサビ

作業中に抜けると非常に危険なので、ひと回り大きなクサビに打ち直すか新しい柄に交換する必要がある。その点、スチール製の柄だと多少重くなるが、柄の調整は不要。ただし、スチール製の柄で頭部が少しでもガタついたら廃棄して新しいものを交換すること。

金槌の重さと重心

金づちの頭にはさまざまな大きさのものがあり、通常は重さが表示されている。重いものほど釘を打ち込みやすくなるが、あまり重いと振りにくくなる。従来は大工仕事に使う両ロゲンノウなら400g弱が使いやすいとされていた。
また、両ロゲンノウの頭部の重心は柄の入る中央部だが、ネイルハンマーの場合は釘抜きの側が打撃側より軽いので、重心が打撃面の側に寄る。そのため、打撃面の側が真下に向きやすくなるので、上から下への釘打ちなら、ネイルハンマーのほうが釘に向かっでのコントロールが容易になる。

両口ゲンノウの重心

両口ゲンノウの重心

ネイルハンマーの重心

ネイルハンマーの重心

ハンマーの種類

ハンマー(槌)には釘打ちに使うもの以外にもさまざまなものがある。金づちと同じように鉄製だが、打撃面の形状が異なるものや、打撃する部分の素材が異なるものがある。

鉄エハンマーはボールピンハンマーともいわれ、鉄工作業で材料をきたえたりリベットを打つことなどに使われる。彫金でも使用する。

ブロックハンマーは片側が先切りでもう片側が四角い打撃面になっていて、レンガやブロック、石材、タイルの打ち割りや整形に使われる。

頭部の素材には鉄以外にも、木、ゴム、プラスチック、ウレタン、銅など実にさまざまなものがある。銅ハンマーは、たたいて火花が出ると危険な場所で使用されるものだが、それ以外の鉄より軟らかい素材のものは、たたく対象を傷めない配慮が必要な状況で使うものが多い。

また、木づちについてはカケヤ(掛け矢)と呼ばれる非常に大きなものもある。
打撃面の大きさと重さの関係から木が採用されていて、建物の柱を組む際や太いクイを打ち込む際に使われる。

木槌、ゴムハンマー、プラハンマー

木づち、ゴムハンマーは直接、材料を叩いても跡が残らないので材料の継手をつなぐ際に良く用いられる。
ただし、絶対にキズがつかないというわけではない。
木づちは意外と硬いので、軟らかい木材に斜めに当たれば、凹みができることもある。これと比べればゴムハンマーのほうが対象に優しい。また、ゴムハンマーは板金作業で金属板の形状を修正するような作業にも使える。

木槌

木槌

材料にキズを付けずに打てるのがゴムハンマー。同じ役目のハンマーは、ゴム以外の材質でもいろいろあります。

ゴムハンマー

ゴムハンマー

ソフトタイプのハンマーには色々な種類があります。用途は、部材を押し込む、組み立てる、そしてはめ合い部品のたたき締めなどです。よくやる代用方法としては、当て木を置いてカナヅチで打ったり、カナヅチにイス脚のゴムキャップをかぶせることもあります。

頻度が少なければ、これでも何とかなります。
切実なのは片手で部材を押さえていなければ、組み立てられないことでしょう。

プラハンマー

プラハンマー

木ヅチの良さは、打った手応えが手にも耳にもわかりやすいこと。微妙な調節が利きます。反面、軟材を強打すればキズは避けられません。プラハンマーも同様です。

一方ゴムハンマーはこの逆で、手応えは鈍感ながら、強力なたたき締めでも材料にキズを付けずにすみます。この辺りが性格の違いで、使い分けのポイントです。実際の場面では、位置合わせの微妙な調節には木ヅチ、ホソをきっくはめるにはゴムハンマーとなります。

両者はサイズ表示の方式が違うので、表に整理しておきます。木づち、ゴムハンマーは直接、材料を叩いても跡が残らないので材料の継手をつなぐ際に良く用いられる。
ただし、絶対にキズがつかないというわけではない。
木づちは意外と硬いので、軟らかい木材に斜めに当たれば、凹みができることもある。これと比べればゴムハンマーのほうが対象に優しい。また、ゴムハンマーは板金作業で金属板の形状を修正するような作業にも使える。

木ヅチ、プラハンマ、ゴムハンマー サイズ 比較一覧

木ヅチプラスチックハンマーゴムハンマー
径36mm

45mm

90mm

110 g(1/4ポンド)

230 g(1/2ポンド)

650 g(1 1/2ポンド)

230 g(1/2ポンド)

650 g(1 1/2ポンド)

鉄エハンマー|金エハンマー

鉄エハンマー(金エハンマー)は主に鋼板やタガネを打つカナヅチ。ナラシツチは板金・鍛金用。

鉄エハンマーは鉄工作業以外に機械整備で使われることもあるため、レンチなどとともに工具セットに含まれていることがある。そこで、これを釘打ちに使う人もいるが、平坦に見える打撃面の側も少し曲面を描いている。釘打ちに使うと滑りやすいので注意すべきだ。必要以上に重いものも多い。

鉄エハンマー

鉄エハンマー

打撃面交換式ハンマー

打撃面交換式ハンマーは、両側に異なった素材の打撃面が備えられ、コンビネーション
ハンマーとも呼ばれる。写真はゴムとプラスチックの組み合わせで、プラスチックの側で
粗く表面を整え、ゴムの側で仕上げるような板金作業が持ち替えなしで行える。工具の収
納場所に限りがある人の場合、鉄とゴムの組み合わせも考えられる。

打撃面交換ハンマー

打撃面交換ハンマー

両ロゲンノウ 玄能 玄翁

両ロゲンノウ(玄能)はノミを打つためのカナヅチ。平らな面はノミとクギを打つのに使います。反対側の緩い曲面は木殺し。クギ頭を材料の面に揃えて沈めるための形です。八角ゲンノウは狭い場所でも、ヨコ打ちで使えます。

両口玄翁

両口玄翁

唐紙ツチ

唐紙ツチはふすまなどの建具用で、小ぶりのカナヅチです。小さなクギを打つために先端は一文字型です。指を打たないように、丸みもあります。その丸みが、板金作業や鍛金工芸で、鋼板の打ち出し、絞りに重宝されています。

唐紙ツチ

唐紙ツチ

レンガツチ レンガ槌

レンガツチは鋭い先端で、レンガを彫る、割るなどに使われます。

レンガ金槌

レンガ金槌

箱屋ツチ |箱屋槌

箱屋ツチはクギ抜き付き。梱包箱のクギ抜きに由来します。打ち損じのクギを手早く抜くことができる合理的な組み合わせでさらに大きなクギ抜きを備えるのがネイルハンマー。機能は箱屋ツチと同じでも、西洋生まれのせいか曲線的です。仮枠ハンマーは打撃面を長く突き出し、障害を避けるための形です。

箱屋ツチ

箱屋ツチ

石頭ハンマー | 両ロハンマー

石頭ハンマーはコンクリートのハツリ作業などに使われる、タガネ打ち用のハンマーです。重さは0.4~1.5キロほどで、片手で打ちます。打撃面付近をすぼめた形は、打つ時にタガネが頭部の陰に隠れないようにするためです。
両ロハンマーはさらに大型で、1.3~5.5キロ。小さいものはタガネ打ちに使いますが、むしろメインは杭打ちと解体用です。大きなものは900ミリの柄を両手で使います。これをもとにした派生製品にはハツリハンマーもあります。

石頭ハンマー

石頭ハンマー

カナヅチのサイズ

両ロゲンノウネイルハンマー
135 g(36匁・もんめ)

185g(50匁)

225 g(60匁)

300 g(80匁)

375 g(100匁)

450 g(120匁)

560 g(150匁)

230 g(8オンス)

370 g (13オンス)

450 g (16オンス)

560 g (20オンス)

唐紙ツチ金エハンマー
12mm(4分・ぶ)

15mm(5分)

18mm(6分)

21mm(7分)

250 g (1/2ポンド)

350 g (3/4ポンド)

450 g (1ポンド)

900 g(2ポンド)

カナヅチのサイズは重さで表示。ゲンノウは匁(もんめ=3.75グラム)をグラムに置き換えた数字です。標準となる中ゲンノウは375グラム。ノミ打ちが主眼なので、やや重めの設定です。金エハンマーは450グラムが標準。これをポンドハンマーと呼びます。唐紙ツチは広いほうの打撃面の幅で呼びます。

カナヅチの適合サイズ(打ちやすいサイズ)

カナヅチ(重さ)クギ(長さ)ノミ(刃幅)
115g

135g

185g

225g

300g

375g

450 g

19mm以下

19~25mm

19~32mm

25~38mm

32~50mm

38~65mm

50~90mm

 -

3~12mm

3~18mm

9~36mm

30mm以上

(表中115gは18mmサイズの唐紙ツチ、他はゲンノウ)

金づちの選び方

大きな選択肢はネイルハンマーかゲンノウかですが、これは好みと考え方によります。いちばん用途が広いのは八角ゲンノウでしょう。命中精度もよく、特に木工分野にはお勧めです。1本だけなら300グラム。これだけでは守備範囲が足りません。

もう一度「カナヅチの適合表」を見てみましょう。できれば2本持ちたいところです。ひとつは重めの375グラム。次に手軽な185グラムを。もし小さいクギ用で3本目に唐紙ツチを持つなら18ミリ。これは115グラムに相当します。さっきの185グラムは225グラムにし、均等に散らせば使い分けが利きます。
非常用としては、重い450グラムの金エハンマーも便利です。守備範囲はタガネ打ちや板金作業にも広がっていきます。
ゲンノウはよほどのこだわりがない限り、柄と頭が組まれた普通のものでも精度は充分です。購入時のチェックとしては、柄が直角で、さらにだ円の向きがズレていないことを確かめましょう。そして木目をたどってみます。極端な斜めの木目をもった柄は、乾燥するにつれて湾曲する傾向があるので要注意です。

ゲンノウ 購入時の確認

ゲンノウ 購入時の確認

もし、頭部だけを買って自分で仕込むのであれば、まずグラム数を決めてから店に行きましょう。頭だけを手に取ってみても、重さの実感がわかないからです。さらに匁(もんめ)に換算したメモも持って行けば完璧です。

釘の代わりにコーススレッドをドリル系電動工具で締め込むことが主流となった現在では、木工で長い釘を扱うことが少ない。1本ぐらいは金づちを持っていたいものだが、200g前後のものでも十分に役に立つ。木殺しは魅力的なものだが、釘打ちに慣れてなく、今後もあまり釘を
使わないというのであれば、バランスがよく釘抜きとしても使えるネイルハンマーのほうがいいかもしれない。

石膏ボード かなづち

石膏ボードにピンを 打ったり、箱を組むために小さな釘を打つような場合、小さなハンマーが適している。

かなづち、カナズチの定番&逸品 |メーカー 価格比較

VESSEL ベッセル |おすすめハンマー

ベッセル(VESSEL) プラスチックハンマー 70 1LB No.70-1LB

●頭部は柔軟強靭なプラスチック製で、工作物に傷を与えることはありません。

ベッセル(VESSEL) ゴムプラハンマー 72-10 7210

TONE 前田金属工業 |おすすめハンマー

TONE 前田 SUS ハンマー SH-10

蓄積されたTONEの高い技術力により実現したハイクオリティ「ステンレスツール」耐食性、耐薬品性、衛生面に優れたステンレスツールです。食品機器・医療・クリーンルーム・精密機械・船舶・マリンスポーツ・海洋開発・プラント・防水工事・水道工事・清掃用機器、その他ステンレスボルト・ナットを使用する箇所に最適。

前田金属工業 トネ TONE SUS ハンマー SH-10
価格:16057円(税込、送料無料)

TONE 前田 SUS コンビネーション ハンマー SBHC-10

用途:ピンなどの打ち込み、組立、着脱調整における打撃作業等、全長:300mm、質量:730g
規格:1.0ポンド
材質:ヘッド部:マルテンサイト系ステンレス

DOGYU 土牛産業|おすすめハンマー

DOGYU 土牛 グラス柄 八角玄能 225g

柄の材質はグラスファイバー製で頭は丁寧に仕上げされた研磨されてた磨き仕様。

アネックス(ANEX) 兼子製作所

アネックス(ANEX) ヘッド交換ハンマー(中) No.9008

鉄平・鉄凸・ナイロン・真鍮 ヘッド交換可●Gマーク選定商品

金槌の使い方|釘の打ち方

ハンマー類を使う前には、必ず頭と柄の接続部分にグラつきがないかを確認しよう。

よほどの粗悪品でない限り心配はないが、もし使用中に柄から頭が外れると大きな事故
になる。柄の先が頭の接続部にしっかり固定されているかを確認したい。

ハンマー 嵌め込み

ハンマー 嵌め込み

頭と柄の接続には、左のようにすげる(はめ
こむ)例と、右のようにくさびを打ち込む例
がある。どちらにしても、手でグラつきを、
目で接続をしっかり確かめたい。

ハンマー 嵌め込み2

玄翁をすげる(柄を頭にはめこむ)ときは、頭を下にして柄の後端をもう1本の玄翁で叩けば良い。なお、頭をもう1本の玄翁の頭で叩くことは絶対してはならない。

ゲンノウでクギを正しく打つ方法です。

はじめに大きなクギには重いゲンノウを使います。
打撃面は平らな側です。衝撃力を高めるため、なるべく柄尻近くを握ります。握り方は、余程太い柄でない限りゲンコツ持ちではなく、図のような「よじり持ち」です。軽く打ってクギを自立させたら、手首を固めてひじを中心軸にして打ちます。これなら回転半径が大きくとれ、ほぽ直線に近い振り下ろしになります。
小さなクギには軽いゲンノウです。重いゲンノウを短く持つとグラついて、クギが曲がります。持ち方はさきほどと同じ。特に小さいクギは、人差し指を前に出して握ります。手首の位置を保持して、手首のスナップで打つ要領です。
平らな打撃側で最後まで打つと、板にツチ跡が付いてしまいます。最後の1~2発は曲面側に切り替えて木殺しをします。親指を前に出した握り方にし、打撃面がクギに当たる瞬間に押し付けて沈めます。なお同じクギを無数に打つ場合は、最初から木殺し面で打つのも実際的です。正確に面の中心で打てばできます。
指の太さよりも短いクギは、唐紙ツチの一文字面を使います。クギを支える指は軽くはさむ程度。クサビ形の頭が、指のすき間を分け入るように打ちます。クギの先端は確実に板に当てましょう。少しでも浮くとはじかれます。

金槌の操作

金槌の操作

具体的な正しい釘の打ち方|実例 釘の打ち方

釘は最初は短いストロークでゴツゴツと打って自立させる。いったん自立したら、大きなストロークで打つというのが基本。だが、釘がかろうじて立っている程度の自立だと、斜めに金づちが当たると、簡単に曲がってしまう。打ち込みに自信のない人は、少しずつストロークを大きくしよう。ある程度まで入れば、釘が曲がりにくくなる。
大きなストロークの際には、釘を曲げず真っ直ぐに打ち込むためにも打撃面が釘の頭に対して水平になるように意識すること。手首を中心にするのではなく、ヒジを中心にして金づちを振るようにすべきだ


なお、釘打ちの際に金づちで手をたたくことが多いという人は、釘をペンチなどで支えれば、手を打つ心配がなくなる。釘打ちに慣れた人でも、指先では支えにくい短い釘を打つ際には、ラジオペンチなど先端が細いペンチで釘を支えると作業しやすい。

釘の打ち方1

釘の打ち方1

釘の打ち方1

最初は指で釘を支える。打ち
たい位置に釘の先端を置き、
垂直に保持する

釘の打ち方2

釘の打ち方2

釘の打ち方2

最初は金づちの柄を短くもち
ストロークも短くしてゴツゴ
ツという感じで打つ

釘の打ち方3

釘の打ち方3

釘の打ち方3

指を離しても倒れず且つ

少しの力を加えても倒れ

ない迄、釘を打つ。

釘の打ち方4

釘の打ち方4

釘の打ち方4

柄を長く持ち、大きなストロ
ークで釘を打つ。当たる位置
で打撃面が水平になるように

釘の打ち方5

釘の打ち方5

釘の打ち方5

これではまだ不十分。釘の頭
の面と材料の面をそろえるま
で打ち込んで保持力をアップ

釘の打ち方6

釘の打ち方6

釘の打ち方6

両ロゲンノウを使っているの
なら木殺しの面に持ちかえて
バンと釘の頭を打ち込む

釘の打ち方7

指先では支えにくい短い釘を打つ際には、ラジオペンチなど先端が細いペンチで釘を支えると作業しやすい。

動画 カナヅチの使い方・クギの打ち方

材料の割れを防ぐ方法

端近くに釘を打ち込むと、材料が割れることがある。特に硬い木材の場合は割れや
すい。これを防ぐためには下穴をあけるのが一番。

しかし、穴の大きさには注意すること。釘は周囲の材料を圧迫しながら打ち込まれ、材料の弾力によって保持力を発揮している(だから、岩言ボードのように弾力がない素材には釘がきかない)。下穴が大きすぎると釘の保持力が低下するので、大きさには注意が必要だ。

錐の使い方

材料の割れを防ぐ方法

軟らかい木材なら
キリでも簡単に穴
をあけることがで
きる。

下穴があると、釘
を少し打ち込んだ
だけでも自立しや
すいので、打ちそ
んじて釘を曲げる
ことも少なくなる

釘の曲がり修正方法|釘を曲げてしまったら

金づちで打ちそんじると、釘が曲がってしまうことがある。多少の曲がりなら、曲
がった側からだたいで直すことができる。
ただし、曲がりが直せる場合でも、斜めになったことで穴が広がっていると、釘の
保持力が弱くなる。材料より上の部分で釘が曲がり穴が広がっていない、広がった穴
が浅く材料が十分に厚いといった場合を除いては、曲がった釘を抜いて、打ち直した
ほうがいい。その場合、同じ穴を使わず、少し離れた位置に釘を打つようにしよう。
曲がった釘を抜いて打ち直す。

釘の曲がり修正方法1

釘の曲がり修正

釘の曲がり修正

曲がりが少なけれ
ば金づちで釘の側
面をたたいで直せ
る。一気に直そう
とせず、少しずつ
軽くたたいで直し
ていくようにする

釘の曲がり修正方法2

釘の曲がり修正2

釘の曲がり修正2

金づちがコントロ
ールしにくいよう
なら釘抜きの二股
の間に釘を入れ、
釘抜きの端を金づ
ちでたたいて曲が
りを直してもいい

釘の曲がり修正方法3

釘の曲がり修正3

釘の曲がり修正3

曲がった釘は釘抜
きで抜くのが一番簡単。釘抜きは釘が曲がっている側から差し込むようにしたほうが抜きやすくなる

釘の曲がり修正方法4

釘の曲がり修正4

釘の曲がり修正4

まだ先が入ったばかりの状態で曲がったような時はペンチで抜くことも可能。

釘の曲がり修正方法5

釘の曲がり修正5

釘の曲がり修正5

曲がった釘を抜いて打ち直す場合は少し離れた位置にすること。
同じ場所では釘の保持力が弱まる。

釘抜きのテクニック|釘打ちの裏技

釘を斜めに打つ

釘は材料に対して垂直に打ち込むのが基本だが、斜めのほうが保持力が高まる場合
もある。例えば箱の底板を下から釘で打ちつける場合、箱に物が入った時に釘を抜こ
うとする方向に力がかかる。しかし、斜めに釘を打てば、底板が抜けにくくなる。

釘を斜めに打つ

釘を斜めに打つ

接着剤を使用

釘と接着剤を併用しても何も問題ない。材料の接合がいっそう強くなる。弾力がない木工用接着剤は乾燥してから衝撃を与えると割れて接着力が低下するので、乾燥前に釘を打ち、接着剤が乾燥するまでは安静状態を保つようにする。

接着剤を使用

接着剤を使用

釘の長さ |材料の厚さの2.5~3倍の長さが必要

釘での固定は釘の長さを必要とします。
経験のない人は短い釘を使ってしまい、本来必要とされる釘の保持力が確保されない
ことも多い。使用する釘の長さは、打ちつける材料の厚さの2.5~3倍の長さが必要
です。

打ちつけられる材料の木目方向に釘が入る場合は、通常より抜けやすくなるので
3倍以上の長さの釘を使うようにすべきです。なかには特殊な釘もあるが、長さを決
めれば釘の太さもおのずと決まってきます。

釘の長さ

釘の長さ

唐津鎚、八角ゲンノウの使い方コツ

唐津鎚はちいさな釘を打つ時に使用すると便利です、また八角ゲンノウは狭い場所の釘を打つ時に威力を発揮します。

金槌 コツ

木殺し 活用

両口玄翁を使い慣れていない人には、頭の平面側と木殺し側の見分けがつきにくい。その場合、柄の片側を緩やかに削っておくと、握った瞬間に手の感触でどちら側かが区別がつくようになる。

木殺しの活用

木殺しの活用

柄を緩やかに削って、どちらが平面側か木殺し側か、すぐにわかるようにする

金槌のメンテナンス|手入れ

ゲンノウの手入れ |ゲンノウの仕込み

サビは油を薄く塗って防ぎます。すでにサビた部分にはロウを塗るのもよい方法です。打撃面のサビだけは木材を汚すので、サンドペーパーで落とします。ここにキズや凹凸がある場合は鉄エヤスリでも削れず、砥石での研磨になります。
直角度が大切なので、スコヤでチェックしながら作業しましょう。
長く使ったカナヅチは頭部が緩んでいることがあります。クサビを柄頭の中央付近に打ち込めば、固く締まります。金属との境目に打つと、頭が抜けやすいので避けます。クサビで調整が利くのは、2本打っても0.5ミリくらい。これ以上のガタには紙をはさむか、柄を削って深く差し込んだほうがよいでしょう。

ンノウの手入れ1

ゲンノウの手入れ1

ゲンノウの柄交換 |ゲンノウの仕込み

木部の収縮で反り返った柄は交換です。柄を抜く要領は図の通りです。そして同じサイズの柄を用意し、鉛筆で基準の中心線を引きます。柄頭の端面には、柄穴よりも四方へ0.25ミリずつ延ばした長方形を墨付けします。

そこから柄の角柱部分をカンナでテーパー状に削ります。もちろんヤスリでもOK。穴よりも大きい断面を打ち込むので、端面のカドは面取りしてから柄穴に打ち込みます。きつくなったら抜き、柄穴でむしられた部分以降の段差を削って、また打ち込む。順次深く進ませますが、とがった鉛筆とノギスで精皮を出せば2~3回で収まります。圧縮された木は、当分緩みません。最後は頭と柄の直角を確かめて完了です。

ゲンノウの仕込み

ゲンノウの仕込み

参考文献:
1.DIY工具選びと使い方 著者:青山元男 ナツメ社
2.DIY 道具の便利手帳 監修:西沢正和 大泉書店
3.電子工作工具活用ガイド 著者:加藤芳夫 電波新聞
4. 道具の徹底使用術  著者:荒井章 山海堂

スポンサーリンク
facebook Like Box
Google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です