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トルクレンチのおすすめ、使い方、選び方【イラスト図解】

トルクレンチ DIY女子 機械工具
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トルクレンチの使い方、選び方【図解】

初心者、女性向けの工具トルクレンチの入門ガイドとして下記のポイントをメインに解説しています。

・トルクレンチの締め付けトルク表

・トルクレンチ 校正

・おすすめデジタルトルクレンチ

・トルクレンチ ソケット、寸法、サイズ

・トルクレンチ メーカー 東日、KTC

・トルクレンチ タイヤ交換、自転車

DIY自動車整備のご参考になれば幸いです。(^_^;)

 

動画 トルクレンチの使い方

女性整備士 メカドルゆきちゃんの解説するトルクレンチの使い方動画。

ついつい強く締め付けてしまいがちなボルトやナ­ットですがゆるすぎても強すぎてもよくありません。トルクレンチを使用して適正なトル­クで締め付けてましょう。

 

スタビレー トルクレンチ 730/20 40-200 N.m

 

 

動画 トルクレンチ 紹介

DIY女子 AZUMIちゃんの解説するトルクレンチ 紹介動画。

トルクレンチの計算式からタイヤ交換時のナットを締める必要なトルクを出しハンドで締めて、トルクレンチで確認。

おすすめ KTC  デジタルトルクレンチ デジラチェ GEK060-R3

パワーセンサ搭載固定グリップが操作荷重を正確に感知し分析。作業姿勢や習熟度に関わらず、より精度の高いトルク測定が可能。
点灯が側面からも確認できる大型LEDランプの点灯で表示部が確認しやすく、作業性が向上しました。
トルク測定範囲 12~60N・m
最小表示単位 0.05N・m

 

 

 

トルクレンチとは?|英語:Torque wrench

ボルトやナットを指定されたトルク力(締めつけ力)で締めることができる工具がトルクレンチです、厳密な作業が求められる現場では必需品な道具です。

トルクレンチは、整備場等でのメンテナンスから、工場での生産と色々な産業に用いられているトルク機器である。ネジには設計段階から軸力が設定されているが、軸力を測定するには高価な測定器や設備が必要となることから、代用としてトルクによる締め付け管理が行われている。

締め付け不足による緩みや、締め過ぎによる破損、あるいは締め付けの個人差による製品品質のバラツキを防止する為にトルクレンチが使用されている。又、 日本国内では計量法によりSI単位以外のトルクレンチ(インチ等)を販売することは原則として禁じられている。

トルクレンチ 車メンテ

クルマに車輪を固定するホイールナットは指定トルクで締める必要があるもの

 

 

 

 

 

 

 

トルクレンチの特徴

通常ボルト、ナットなどネジを使った締結部品にはネジの種類、大きさ等に応した締め付け力が要求され、その代用特性としてトルクがあります。
通常の締め付けにはスパナなど一般の工具が使用されますが、そのトルク値は正確には測定してなのでわかりません。
トルクを測定しながら締め付けたり、設定したトルク値に締め付けたりする、簡易で能率的な工具がトルクレンチです。
ネジの「適正締め付けトルク力」を測定するツールとしてトルクレンチがあげられます、締め付けトルク力とは、ボルト、ナットなどを締め付ける時に必要な回転モーメントのことです。

 

*トルクとは、「力」×「長さ」で表わされる「力のモーメント」です。
その単位は重力単位では、kgf・m、kgf・cm等があり、SI単位では、N・m(ニュートン・メートル)です。
1kgf・m=9.807N・m  1N・m=10.197kgf・cm
トルクとは

 

 

トルクレンチ 締め付けトルク表

ボルト強度区分について

ボルト材料のJIS規格には、鉄鋼・ステンレス鋼・銅合金・アルミ合金等があり、これらの材料で造られたねじは、製造・加工・処理等の方法により数段階の強さに分類され、これを強度区分と呼ぶ。

1)鉄鋼材料では,強度区分が 3.6 から 4.6 4.8 5.6 5.8 6.8 8.8 9.8 10.9 12.9 までJISでは規定されています。

この強度区分を表す数字には意味があり、強度区分 10.9 の場合,左側の数字 10 はネジの最小引張強さの1/100の値であり、1000N/㎟ であることを示しています。

中央の点と右側の数字はセットで .9=0.9を意味し、ボルトの降伏点または耐力が右側の最小引張強さの 0.9=90%という降伏・耐力比を示し,1000×0.9=900N/㎟がねじの降伏点または耐力であることを意味しています。

トルクレンチ 締め付けトルク表

 

一般にボルトの締付力は,この降伏点・耐力を超えないように設定しますので,鉄鋼製ねじの強度区分は重要です。なお、JISでは鉄鋼の鋼種(材料)区分は規定していません。

強度区分は、「鋼製ねじ」 と 「ステンレス鋼製ねじ」 と 「鋼製ナット」 で表し方が異なります。

*降伏点:軟鋼のような材料に荷重を加えると、一定の応力までは応力と歪みの関係は大体直線となるが、ある応力に達すると荷重が増加しないで歪みのみ増加する現象が現われる。この応力を降伏点という。

降伏点

 

 

締付けトルク値参考資料  鋼製ボルト  (概算)

単位(N ・m)

適用区分 鋼製ボルト
ボルト呼び 強度区分 強度区分 強度区分 強度区分 強度区分
4.6 6.8 8.8 10.9 12.9
M 2 0.12 0.238 0.319 0.447 0.536
M2.5 0.245 0.487 0.650 0.915 1.10
M 3 0.434 0.870 1.16 1.63 1.96
M3.5 0.683 1.37 1.82 2.56 3.08
M 4 1.01 2.02 2.70 3.79 4.54
M 5 2.04 4.09 5.47 7.67 9.18
M 6 3.47 6.97 9.27 13.0 15.6
M 7 5.85 11.6 15.5 21.8 26.2
M 8 8.41 16.9 22.5 31.6 37.9
M10 16.7 33.4 44.5 62.6 75.2
M12 29.1 58.3 77.6 109 131
M14 46.4 92.7 124 174 209
M16 72.3 145 194 271 325
M18 100 199 266 373 447
M20 141 282 376 529 635
M22 192 384 511 720 865
M24 244 488 650 915 1,100
M27 358 713 951 1,340 1,610
M30 484 971 1,290 1,820 2,180
M33 661 1,320 1,760 2,470 2,970
M36 848 1,690 2,260 3,180 3,810
M39 1,100 2,190 2,920 4,110 4,930
M42 1,350 2,710 3,610 5,080 6,080
M45 1,700 3,400 4,540 6,370 7,630
M48 2,030 4,060 5,440 7,620 9,120
M52 2,640 5,290 7,040 9,880 11,800
M56 3,270 6,560 8,710 12,300 14,800
M60 4,080 8,180 10,900 15,300 18,300
M64 4,930 9,890 13,100 18,500 22,300
M68 5,970 12,000 16,000 22,500 27,000
M72 7,150 14,400 19,100 26,900 32,300
M76 8,540 17,000 22,700 31,900 38,300
M80 10,000 20,000 26,600 37,500 45,000

注)トルク値は使用条件により異なりますのでトルクレンチご購入時の参考値としてのみご利用ください。 (トルク係数0.2、最大軸力をボルト耐力の80%として算出、ボルトはJIS強度区分による。)

トルクレンチ 締め付けトルク表  車

自動車のホイールナットの締め付けトルクはどのくらい適正か?

ホイールナットを締める時のトルクが低くと運転中にボルトが外れ、逆にトルクが高いとネジ山がつぶれたり、固定ボルト(ハブボルト)が折れる可能性があるので非常に危険です。

下記が適正な車の適正な締め付けトルクです。

普通乗用車:90~120N・m(9~12kgf・m)

軽自動車:70~90N・m(7~9kgf・m)

 

DIYでのホイール取り付けを安全に行うなら、トルクレンチが必要です、使い方が規定のトルク値を目盛で設定し、ナットを締めて回転させると設定したトルク値に達すると『カチ』と音がするのでそこで力を緩めるのがコツです。

 

 

トルクレンチの種類

JISでは、次の4種類を規定しています。(デジタル式トルクレンチを除く)
等級はダイヤル形のみ精密級と普通級が規定されており、用途に応じて使い分けます。
レンチサイズを表わす“呼び”は測定できるトルクの範囲の最大値のことです。例として測定できる範囲が500~2800kgf・cmのものは2800と呼びます。

 

トルクレンチは、形状、構造によってシグナル式トルクレンチと直読式トルクレンチに区分けできる。また、シグナル式トルクレンチの機能を有し、且つセンサを搭載しトルク値が表示される複合型のトルクレンチもある。

シグナル式トルクレンチ

シグナル式トルクレンチは、先に締め付けたいトルクを設定して、カチンという感触と音で締め付けトルクに達したことが検知できるトルクレンチである。右(時計回り)専用、左右どちらでも使用できるタイプもある。左右どちらでも使用できるタイプを指して、「両振り」と呼ぶことがある。業界によってはシグナル式トルクレンチ全般を指して「QLレンチ」と呼ぶところがある。

プリセット形シグナル式トルクレンチ

本体の目盛によって設定トルクを変更、可能。調節式の値の中から希望する値を予めセットしておき、トルクがその値に達した時、音や感触などで分かるようにしたものです。
グリップ部で調整するものや電気的にデジタル部でセットするものなどがあります。

プリセット形シグナル式トルクレンチ

プリセット形シグナル式トルクレンチ

 

 

 

 

単能形シグナル式トルクレンチ

本体に目盛はなく、トルクを設定するにはトルクレンチテスター等が必要である。プリセット形に比べて廉価なため、工場の生産ラインで盛んに使用される。メーカーでトルクを設定して出荷することもある。

単機能シグナル式トルクレンチ

単機能シグナル式トルクレンチ

 

 

 

 

 

直読式トルクレンチ

直読式トルクレンチは、負荷されているトルクを目盛にて読むトルクレンチである。最大値を保持するような機構(ピークホールド機構)を持っているタイプもあり、左右どちらでも計測可能なタイプがほとんどである。

プレート形直読式トルクレンチ

梁(ビーム)のたわみによってトルクを検出し、本体の目盛を読み、測定する。業界によってはプレート形直読式トルクレンチを指して「FLレンチ」と呼ぶところがある。構造が単純なため、安価で壊れにくい特徴がある。

JISは呼び230~10000まで11種類あります。

プレート形直読式トルクレンチ

プレート形直読式トルクレンチ

 

 

 

 

 

ダイヤル形直読式トルクレンチ

円柱の捻じれ角によってトルクを検出し、本体のダイヤル形目盛を読み、測定する。

ダイヤル形直読式トルクレンチ

ダイヤル式トルクレンチ

 

 

 

 

 

 

 

デジタル形 |デジタル式トルクレンチ

センサによってトルクを検出し、表示されるトルクを読み取る。表示器が本体と別になっているものもある。デジタル形ではピークホールドするものがほとんどである。トルクレンチ本体に測定値を記録し、パソコンや専用端末に転送できるものもある。角度センサを搭載し、角度締めにも対応したものもある。プレート形やダイヤル形に比べて高価である。

デジタルトルクレンチ

デジタルトルクレンチ

 

 

 

 

 

 

 

 

日本産業規格トルクレンチ JIS規格|単位

下記にトルクレンチのJIS規格の参考サイトを記載しました。

トルクレンチのJIS規格の詳細が記載されています。

JISC日本工業標準調査会サイト|単位

JISC日本工業標準調査会サイト内のJIS検索から内容が閲覧可能です。(但し印刷不可)

*現在はIEインターネット エクスプローラーのみ閲覧可。

日本産業規格 JIS B4652 手動式トルクツールの要求事項及び試験方法

kikakurui.com |JIS規格票をHTML化したサイト

日本産業規格が全文、閲覧、印刷可能です。(但し図、イラスト含まず)

日本産業規格 JIS B4652 手動式トルクツールの要求事項及び試験方法

Hand torque tools Requirements and test methods

豆丁 |中国の資料閲覧サイト|サイズ|単位

日本産業規格が全文、閲覧、可能です。(図、イラスト含む、ダウンロードは有料)

*ネット接続環境により表示が1分以上、かかる場合があります。

日本産業規格JIS B4652:2008手動式トルクツールの要求事項及び試験方法

Hand torque tools Requirements and test methods

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