レーザー墨出し器、水平器のおすすめ、使い方、選び方【イラスト図解】
初心者、女性向けのレーザー墨出し器、水平器の入門ガイドとして下記のポイントをメインに解説しています。
・レーザー墨出し器、水平器 フルライン、おすすめ、電子調整、自動追尾、中古品
・レーザー墨出し器、水平器の使い方、天井、床、野外
レーザー墨出し器、水平器の原理、種類
・レーザー墨出し器、水平器のおすすめネット通販商品
・レーザー墨出し器、水平器 おすすめのメーカー
・レーザー墨出し器、水平器の分解修理方法
・レーザー墨出し器、水平器の校正・メンテナンス
併せてレーザー墨出し器用便利品としての三脚の使い方も図解入れで掲載しました。
DIY初心者、DIY女子のご参考になれば幸いです。(^_^;)
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レーザー墨出し器とは?
英語:Laser line level
中国語:激光水平仪
レーザ墨出し器は、電気工事に限らず建築現場では広く使われる機器で、配管などの位置を決める墨出し作業で使用します。配線位置を誤れば大きなトラブルにもつながりかねない墨出し作業を正しく行い、正確な配線を行う必要があります。
別名はレーザー水平器及びレーザー水準器です。
又、最近は家庭用DIY用としての小型のレーザー墨出し器も5千円前後で販売されており、DIYをする際には揃えてきたい工具です、これがあれば家の傾きも簡単に測定でき、ウッドデッキをDIYする際にお役に立てます。
昔、大工さんが家を建てる時に使用していた水準器、水平器も現在ではレーザーを使用したレーザー墨出し器にとって代わり、ビル、家を建築する場合に用いられいます。
その理由は断然に使い勝手が良く、精度が高い為です。
1990年代に開発されたレーザー墨出し器は当初は非常に高価な商品でしたが現在では数千円で購入できる商品も販売されており、建築現場からは昔ながらの水準器、水平器が消えつつあります。
関連記事:水準器、水平器の使い方、選び方【図解】
墨出しとは
昔は墨つぼ、チョークラインを使用して定規では難しい長い直線の描画を1本の糸がピンと張られることで直線を描いていました。
墨出しとは、図面に書かれた情報を、作業現場に作図していく作業のことを言います。墨出しされた情報を元に何をどこに設置するかが決まるため、間違いの許されない作業です。
墨出しはその名前のとおり、もともとは墨と糸を使って建築現場の梁や柱に印をつける作業でした。また、コンクリートに墨出しをする場合には墨の代わりにチョークを使用することもありました。近年は墨の代わりにレーザを使用するレーザ墨出し器で作業するのが主流になっています。
関連記事:墨出し器の正しい選び方、使い方
電気工事における墨出し作業は、配管や屋内の配線、照明器具や分電盤の位置などを図面どおりに配置するために行います。墨出し器を使用せず、天井面などから寸法を測って位置を決めることもできますが、規模の大きな建物などでは非常に時間がかかります。レーザ墨出し器を使うことで、スムーズで正確な作業が可能になります。
レーザー墨出し器はたち墨、ろく墨と呼ばれる縦ラインや水平ラインなどをレーザー光線により示すことかできます。
レーザー墨出し器の原理、仕組み、構造
レーザー墨出し器の原理は2種類あります。(ジンバル式レーザー墨出し器(マグネットダンパー式)と電子整準式レーザー墨出し器)
レーザー墨出し器各社の採用方式は下記のとうり。
マイゾックス | G-440Sは電子自動整準、G-410R、G-210S、G-110Sはジンバル方式 |
---|---|
ムラテックKDS | DSL-92RGのみ電子整準方式、それ以外はシンバル方式 電子気泡管を使いモーターで制御しています。 現場での振動に対してラインが揺れにくく安定した整準を維持します。 |
STS | ジンバル方式 ジンバル方式のほうが、電子整準方式より安いため、ジンバル方式を採用しています。 |
Tajima | どちらも採用、お客様の用途により選んでいただく。 ジンバル方式のほうが、電子整準方式より安い。 |
シンワ | 両方有り |
現在はジンバル式が価格が抑えられるので採用している会社が多いです。
*ジンバル式レーザー墨出し器(マグネットダンパー式)と電子整準式レーザー墨出し器の違いは下記のとおり。
ジンバル式レーザー墨出し器(マグネットダンパー式)
汎用タイプのレーザー墨出し器の原理はジンバル機構(振り子)を利用しています。
物体は地球の中心に向かって引き寄せられています。その力を利用して“糸”の先におもりを付け、手を持ち上げると“糸”は垂直方向にピンと張ります。
それが正確な縦線(垂直線です)大工工事など正確な垂直をとる場合にはそうやって位置を決め、水平はその線に”サシガネ”(三角定規)を使い直角に水平を出します。
レーザー墨だし器はその性質を利用し、おもりを垂らし先端にある反射板にレーザーを当てて垂直(鉛直)、水平を出します。ちなみに普通の電球の光は放射状に広がり、懐中電灯などは数メートル先ではかなり大きな部分を照射するのに対しレーザー光は光源から収束した光を発し数キロ先でも光が広がらない性質があるので、レーザー光を使用します。
ジンバル機構
レーザー墨出し器のシンバル機構を解説します。
シンバル機構とは、下図に示すように直交する2本の軸A、Bを回転中心とし、振り子の原理を利用し、本体がどの方向に傾いても振り子の姿勢を鉛直に保つ機構です。
下図に実際のレーザー墨出し器の内部構造の一例を示します。振り子には鉛直・水平を指示するレーザーユニットが装着されており、振り子が一定姿勢を保持することで、レーザーユニッ卜から発するレーザー光線か常に一定のレベルを指示するように自動補正されます。
ジンバル式レーザー墨出し器の利点、欠点
ジンバル式は中の振り子が動いていて、時間が経つと地面に向かってまっすぐ吊るされる状態になり、水平・垂直が担保される構造です、自然な重力を利用したシステムであるため、シンプルな構造なため、製品・メンテナンス費用が安いのがメリットです。
又、外気温の影響はあまり受けません。
但し、ダンプカーが常時走行している場所、高層マンションの振動が受けやすい場所では水平ラインが上下に常時、動いてしまい作業性が悪くなります。
電子整準式 レーザー墨出し器
最近開発された、振動があっても揺れないレーザー墨出し器です、但し、価格は高くなります。
センサー式、電子センサー整準とも呼ばれます。内部に傾斜(チルト)センサーを内蔵し、モーターを利用して自動整準します。メーカーによって、電子整準や電子ジンバル方式といった呼び方もしています。高層階や揺れの多い現場でも安定したラインを得られます。
電子整準方式の墨出し器は、水平を取るために整準センサーというものを使用します。
そのセンサーは、液体中の気泡の位置を電気信号として出力する構造になっています。
電子整準式レーザー墨出し器の利点、欠点
電子正準の良い点は、ジンバル式では定期的に変えないといけないベアリングを交換する必要のない点があげられます。
又、電子整準式レーザー墨出し器は故障しにくいという利点があります、ジンバル式ではゴミが入るだけで狂ってしまい電子整準方式でそのようなトラブルが少ないです。定期的なメンテナンスはもちろん必要で費用は高価になりますが、作業中に故障をしにくいというゴミが大量に発生する環境である建築現場では大きな利点です。
欠点は気温や気圧の変化によって、気泡の大きさが微妙に変わってしまいます。
これが精度に大きく影響を及ぼします。
又、電子整準方式はジンバル式に比べ、ラインが位置に安定になるまでの時間が多く必要です。
電子整準方式は調整されますので振動が与え続けられると、延々と調整されるので水平・垂直ラインが安定しません。
対してジンバル式の場合は、振れ幅は大きいものの瞬間的に止まってくれるので水平・垂直ラインが引きやすいので、ジンバル式は振動のある現場では強いと言われています。
レーザー墨出し器の選び方
色々なメーカーからレーザー墨出し器が発売されていますがくれぐれも海外製(中国製)メーカーには手を出さない事です、すぐに壊れます。やはり少し価格は高いが信頼性が高い日本製を購入してください。
安物買いの銭失いにならないように・・
レーザー墨出し器を選ぶ際の注意点は五つあります。
一つ目は「購入の目的」
二つ目は「照射できるラインの数」
三つめは「ラインの種類(赤 緑、高輝度タイプ)」です。
四つめは「屋外もしくは屋内使用」
そして五つめは保守性、メンテナンスおよびアフターサービスです。
重要なのは口コミ、評判です、アマゾンのカスタマーレビューおよび楽天の商品レビューが参考になります。
レーザー墨出し器の選び方 購入の目的
レーザー墨出し器の選ぶ時に技術的な機能等を調べる前に購入の目的をよく考えてください。
使用頻度、使用時間、家庭用or建築現場用、使用メンバー等です。
レーザー墨出し器は大別すると安価なDIY用と高価なプロ用がありますので精度も考慮してよく吟味して購入してください。
レーザー墨出し器 照射ラインの数
照射するレーザーラインの数が多ければ高価になります。ほとんどのレーザー墨出し器が、縦ラインのみ、横ラインのみ、といったライン照射切替機能がついています。
また、レーザー墨出し器は水平方向に回転できるので(ほぼすべての機種で360度)縦ラインや、水平ライン(おおよそ照射角110度程度)を水平に移動させることができます。
また、たてラインと鉛直点のみ、水平ラインのみ、といった特殊な墨出し器もあります。
現在販売されているレーザー墨出し器の主力タイプを下記に記載しました。
縦・横 レーザー墨出し器
垂直たてラインと、それに交わる水平ラインの標準的な墨出し器です。多くの縦横モデルでは本体中心下部に地墨点(ポイント)が照射され、その延長上に床墨~縦ラインが照射されます、但し一部の機種で地墨ポイントの照射されないレーザー墨出し器もあります。
地墨点(ポイント)とは
地墨線が交わった交点をさします。
たて・よこ・天井直角 レーザー墨出し器
縦・横モデルの縦ラインそして直角に交わる位置で縦ラインがもう1本照射されるレーザー墨出し器。天井の直角クロス点と本体下部の地墨点は互いに延長上にあります。
両たて・よこ・天井直角 レーザー墨出し器
墨出し器を中心に左右に縦ラインが放射され、そのラインに対して垂直に縦ラインが交わる墨出し器です。上のモデル同様天井の直角クロス点と、本体下部の地墨点は互いに延長上にあります。
フルラインモデル レーザー墨出し器
照射できるラインの数が多ければ多いほど、墨出し器の価格は高くなります。
現在、水平360度、たちライン4方向のフルラインモデルが売れていますが手で本体を回せば縦も横も照射ラインを動かせます。
更に複雑な製品ほど、故障しやすいですのでたちラインは3本あれば充分という方もいます。
ご自身の作業環境、頻度を考慮してして、必要なラインの数を検討してください。
レーザー墨出し器 照射ラインの色 赤&緑
レーザー墨出し器のラインの色は赤と緑があり、緑のレーザーの方が見やすく、赤ラインの商品よりも高額になります。
以前はレーザー墨出し器のレーザー光は、赤いレーザー光がメインだったが現在では、見やすさの観点からグリーンレーザーを使われる方が大半を占めております。
グリーンレーザーのラインの視認性はダイレクト方式の方が一般的に優れております。ダイレクト方式はグリーンレーザーの半導体の品質が安定しない面もあるので、信頼できるメーカーを選ばれる事をおすすめします。
明るい場所や「屋外でのご使用」では、レーザーを直接見て確認する事は難しくなるので、グリーンレーザーの「見やすいというメリット」を生かすことができませんのでご注意ください。
赤色レーザーは、高輝度レーザー等の名称で従来よりも明るい赤ラインレーザーがあります。ラインの色に関わらず、レーザーラインの途中にポイント(ドット)を入れる事で、ラインの視認性を高めるモデルもあります。
「高輝度」に関しては、各メーカー基準が様々ですが、最近発売される機種のほとんどが「高輝度」と称して、視認性の高い赤色レーザータイプです。
グリーンレーザーを購入時は、まず「使用可能温度」をご確認ください。
通常の赤色レーザーと比べて、低温に弱く0度以下での動作保証がない機種もありますので、0度以下の現場で使う場合は注意が必要です。
グリーンレーザーの照射方式は、大きく2つの種類に分かれます。通常の赤色レーザーを結晶に通して緑色に変換する「変換方式」と、レーザー半導体そのものが直接緑色レーザーを照射する「ダイレクト方式」です。
「変換方式」は近赤外レーザーを変換素子で波長を1/2にすることにより、緑色レーザーに変換するというものでした。
この方式の致命的な欠点は構造が複雑なので熱で部品が変形し”レーザーの精度が狂いやすい”ということです。
「ダイレクト方式」は半導体グリーンレーザーを使用しておりますので構造がシンプルで温度等の経年変化に耐える信頼性が高いレーザー墨出し器です。
タジマ ブルーグリーンレーザー墨出し器
2018年12月3日よりタジマからブルーグリーンレーザーが発売された、従来のグリーンレ-ザーよりも約1万円位安くなり、視認性が向上。
価格が安くなった理由はレーザー光の元となる「プリズム」の新規開発に成功し、コストカットと同時に性能も向上したため。
従来のグリーンより屋内のギラつきを無くして、視認性がアップ。
但し、ラインナップが拡充されたブルーグリーンレーザーの乾電池モデルは、従来のグリーンレーザーより稼働時間が半分ほどになっているので注意。
今回一挙発売となったシリーズは「ZERO BLUE」シリーズ。
ギラつきを抑え屋内でも見やすく長時間の作業でも目に優しいブルーグリーンレーザーの詳細はタジマのサイトでご確認ください。
レーザー墨出し器 野外&屋内使用
レーザー墨出し器は屋内で使用するときは問題ありませんが、屋外で光が差し込むところでは急激にレーザー光が見えにくくなりますのでレーザー墨出し器を屋外で使う場合、ラインの視認性が重要なポイントです。
レーザー光の出力が強力なものなら直射日光下でもラインの視認性は高くなりますがあまりに強力なレーザー光であれば、万が一目に当たった時に失明の危険性あります。
レーザーの安全基準はJIS規格で以下のように決められています。
■日本産業規格レーザ製品の放射安全基準JIS C 6802
クラス | 潜在的危険性 |
クラス1 | 直接ビーム内観察を長時間行っても,またそのとき,観察用光学器具ルーペ又は双眼鏡を用いても安全で安全であるレーザ製品。 |
クラス2 | 400 nm∼700 nm の波長範囲の低パワーの可視光を放出するレーザ製品で、顔をよけたり瞬きするなど瞬間的な被ばくであれば安全であるが,意図的にビーム内を凝視すると危険なレーザ製品。 |
市販のレーザー墨出し器の製品は、以下のように分類されています。
TAJIMAタジマやmakitaマキタなどの高価なモデルはクラス2
山真プロゴリラやGL-5などやFukudaフクダなど安価なモデルはクラス1
レーザー墨出し器 電源方式
レーザー墨出し器の電源は、下記の3つがメインです。
・AC電源
・リチウムイオン充電池(バッテリー)
・アルカリ乾電池
バッテリーは充電して繰り返し使用できるので経済的という利点があります。 一方、乾電池は電源が切れた場合でも、電池を交換すればすぐに使用できることが利点があります。
レーザー墨出し器 アフターサービス
レーザー墨出し器は精密機器のため、性能だけではなく、アフターサービスも非常に重要なポイントになります。ほとんどのメーカーは1年保証がついておりますが、実際に不具合が起こった場合の対応方法はメーカーによって少し異なります。
いずれのメーカーも保証期間経過後など有償修理となる場合は、一旦御見積金額をお客様にご案内し修理着手の可否を確認します。
保証期間内であっても、転倒や落下、水没などが原因による故障の場合は有償修理となります。故障の原因で最も多いのが転倒なのでレーザー墨出し器をセットする時にガイドを設ける等の対策をしてください。
*下記にレーザー墨出し器を選ぶ際のその他の機能、ポイントについて記載しています。
レーザー墨出し器 自動追尾
自動追尾機能付のレーザー墨出し器レーザー墨出し器で自動で受光器に墨線を合わせてくれる自動追尾機能搭載モデルが各社から販売されています。以前は地墨合わせに二人がかかり、時間を要していましたがこのタイプの墨出し器を使えば自動で本体が回転して受光器に墨線を合わせてくれます。地墨ポイントに合わせて墨出し器を置き、地墨線に合わせて受光器を置き、後は回転スイッチを押すだけ。受光窓のセンターで自動停止します。
ここでいう地墨合わせとは地盤のうえには墨が打てないので柱や壁などに印をつけて位置を決める事。
*地墨(じすみ)
捨てコンや基礎・スラブ面などに、間仕切り(壁)の立つ位置などを示すために印される、芯墨や逃げ墨の総称。
おすすめ 自動追尾機能付のレーザー墨出し器
自動追尾機能付のレーザー墨出し器は元来、 タジマで開発され同メーカーの最高スペック機種にのみ搭載されていた機能(名称「NAVI(ナビ)レーザー」)ですが、現在はマキタ、日立工機でも販売されています、 追尾レーザーの受光器は自動追尾機能に対応した専用タイプが必要となるため標準付属品に含まています。
タジマ レーザー墨出し器 NAVIゼロセンサーKJC 矩十字・横全周 ZEROSN-KJC
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自動追尾機能 スマートベース
通常は同一メーカーのセット(墨出し器+受光器)購入でなければ自動追尾は無理でした。
しかし、テクノ販売で開発したスマートベ-スという商品があります。
こちらのスマートベ-スをご購入いただければ、墨出し器本体のメーカーを問いません。
現在お使いのレーザー墨出し器を載せるだけで自動追尾機能搭載モデルとしてお使いいただけます。
VOICE 赤色レーザー墨出し器用オートベース Model-RA レーザー墨出し器 専用 自動追尾・リモコン機能搭載 VC-RA
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自動補正付レーザー墨出し器
本体の傾きが±2°C以内であれば自動で水準調整をする構造のことです。一定以上の傾きがある場合、レーザーは消灯します。
プロ用レーザー墨出し器はほとんど、機能が付いている。
自動補正OFFモードついている機種は自動補正範囲(±2°)以上の角度でも任意の傾きでレーザーラインを照射することができる。
レーザー墨出し器 防塵、防滴機能
ほとんどのレーザー墨出し器は、防塵・防滴基準を満たしていますが、防水ではないので雨の中では使用できません、故障する恐れがあります、あくまで水滴や水しぶき、ほこりを防ぐ程度の構造です。
また、レーザーを照射するカバーガラス部分に水滴が付着すると、レーザーが屈折・反射して正常に照射されなくなります。
レーザー墨出し器 防塵・防滴規格
レーザー墨出し器の防塵・防滴仕様のものは、国際規格のIP表記を用ている、レーザー墨出し器の場合、IP54であることが多く、粉塵が内部に入っても正常運転ができ、あらゆる方向から水の飛まつがあっても悪影響を及ぼさないとされています。
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レーザー墨出し器の選び方の解説をしましたが初めてレーザー墨出し器を購入する初心者には難しい内容と思います。
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タジマは精度、信頼性が高いので価格的に高くなる傾向があります、中国製の山真・KDS・シンワなどは最近は品質は良くなりましたが以前は初期不良率が高かったです。
又、テクノ販売は以前レーザーテクノという名前で販売しておりましたがその後、会社更生法の適応を受けたため、別会社のテクノ販売に変わりました。
パナソニックは信頼性試験、環境試験を実施しているので高品質です。
おすすめ タジマ レーザー墨出し器
株式会社TJMデザイン(TAJIMA)は、1909年創業の東京に本社を置くメーカーです。
タジマは様々な製品を製造しており、機械系ではレーザー機器(測量機器)・送風機等、工具系ではスケール(メジャー)・刃物類・電設工具・墨つけ・安全帯など豊富な種類とこだわりのブランド商品が数多くあります。
タジマのおすすめ レーザー墨出し器 ZEROBLUE
TJMデザインの「TAJIMA ZERO BLUEリチウムーTYZ」は、360度回転微調整機能がついており、自動補正範囲:±2度のジンバル式の2ラインレーザー墨出し器です。単3形乾電池×4本・専用キャリーケース・ショルダーベルトが付属しています。
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おすすめ レーザー墨出し器 マキタ 充電式
愛知県に本社がある電動工具、園芸用機器、エア工具、家庭用機器等の製造・販売メーカー
充電式屋内・屋外兼用墨出し器 | SK10GD
「充電式屋内・屋外兼用墨出し器」は、10.8Vのリチウムイオンバッテリーを装着できる2ラインのグリーンレーザーです。不意の転倒を防止できるスタンドが付いており、充電器も収納できるアルミ収納ケースが付属しています。
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おすすめ ボッシュ レーザー墨出し器
ドイツの自動車部品大手サプライヤー、自動車機器を中心とした事業展開をしてきた多国籍エンジニアリング・テクノロジー企業です。
BOSCH レーザー墨出し器 GLL30G
ボッシュの「レーザー墨出し器 GLL30G Professional」は、傾斜が±4度以内であれば自動で傾きを補正する2ラインのグリーンレーザー。スライド式のメインスイッチを1回押すだけという、シンプルな操作性が特徴です。
アマゾン価格:10,500円 (2024年8月 現在)
おすすめ パナソニック 小型 レーザー墨出し器
日本の家電・空質空調・食品流通・電気設備・デバイス等の開発・製造・販売を行う総合メーカー
レーザーマーカー 墨出し名人 ケータイ | BTL1100G
パナソニックの「レーザーマーカー 墨出し名人 ケータイ」は軽量で持ち運びやすいことが特徴。ジンバル機構を保護する機能がついているため、耐衝撃性が高い。
アマゾン価格:57,780円 (2024年8月 現在)
おすすめ VOICE レーザー墨出し器
レーザー墨出し器及び関連製品を販売しているおり、レーザー墨出し器 は中国製なので日本製と比較すると安価に購入できる。
5ライン グリーンレーザー墨出し器 | Model-G5
照射ライン数が、垂直4方向・水平360度・天井直角のフルラインのレーザー墨出し器です。スマホとBluetooth接続することで、照射ラインの切り替えと輝度を変更できることが特徴です。
アマゾン価格:36,280円 (2024年8月 現在)
おすすめ フクダ レーザー墨出し器
フクダは格安レーザー墨出し器のメーカーの一つです。(中国製)
日本製のタジマと比較すると格安なので家庭のDIY用としては問題ないが建築現場等のプロ用としては購入しない方が無難。
5ライン グリーンレーザー墨出し器 | EK-400GJ
FUKUDAの「グリーンレーザー墨出し器」は、本体の傾斜が2.5度あると、レーザーの点滅と警告音で傾きを知らせます。また、同時に自動セルフレベリングによって傾きを補正できる
アマゾン価格:19,480円 (2024年8月 現在)
小型DIY用レーザー墨出し器
建築現場などで使われているほど高性能なものではなく、DIY用の安価な製品が売れています、家庭で水平や垂直を測り、それに合わせて何かを設置したい場合、便利です。例としてオーディオのスピーカーの高さ合わせとか傾き補正、額縁、絵画をきれいに水平垂直に吊る時等使用できます、又、壁に水平、垂直のガイドラインを引いたりする時、引く線が2mとか3mになるとに大変です、でもレーザー墨出し器を使えば、レーザー投影した水平や垂直のラインにそって線を引いたりマスキングテープを貼るだけです。
家庭用 小型レーザー墨出し器 Quito Plus
コンパクトで可愛く、手軽に使えて女性向な小型レーザー墨出し器です、いろいろな場所にセットでき、電池の入手性も良くて便利な「Quigo Plus」。ちなみに連続使用時間は約5時間です。使用説明書はこちら
アマゾン価格 9,070円(現在 2024年8月)
格安プロ仕様 レーザー墨出し器
次にプロ仕様の格安商品がこちらの山真の「GLZ-3-W」(公式ページ)という製品。
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動画 自動追尾 建築現場 プロ用 レーザー墨出し器、水平器 紹介
最新のレーザー墨出し器の概要をクニモトハモノのあいりちゃんが解説動画、必見!
レーザ墨出し器の使い方
レーザ墨出し器は、本体からレーザ光を照射して天井や壁面に水平や垂直のラインを表示するしくみです。照射されたラインをもとに配管などの設置位置に印をつければ、広範囲の作業もスムーズに行うことができます。
レーザ墨出し器には、屋内専用、屋外専用、屋内外兼用などの種類があるので、使用場所に合わせて適切なものを選択します。レーザ光の照射方向は水平・垂直の両方に対応したもののほか、いずれか一方だけのタイプもありレーザの色には赤や緑などがあります。
また、明るい場所などでレーザ光が確認しづらい場合には受光器と呼ばれる機器を使ってレーザ光の位置を確認することもあります。
運搬時でも常に揺れていると、ベアリング及びベアリング軸が僅かに磨耗し、精度が落ちることになります。
そのためにも使わない時はベアリング及びベアリング軸を磨耗させないように固定することが大切です。
ですから、レーザー墨出器を使用しない際には必ず振り子を固定させてください。
(モーターで調整するタイプは必要ありません。)
レーザー墨出し器の使い方 基本編
レーザー墨出し器と三脚を接続する
レーザー墨出し器と三脚側にそれぞれオスとメスの接合部がありますのでそこに合わせ、ビスと同じ方向に回すと接続可能です。
レーザー墨出し器の位置
三脚をレーザーを当てる場所から6m~8mほど離れて配置する。
レーザーを当てる場所からあまり近すぎたり、逆に遠いと作業がしづらいです。
レーザー墨出し器の高さ調整
レーザーを当てる高さを調整する。
「三脚の足を延ばす」方法か若しくは「レーザー取り付け部の高さを上げる」方法で高さ調整が可能です。
レーザー墨出し器 水平調整
レーザーの高さ調整完了後、水平調整します。これはレーザー墨出し器を使用する上で非常に重要です。 レーザー墨出し器には水平器があり、それをもとに各部を調整します。
下記の写真が水平器です。水平器に赤い丸い線と気泡があります、この丸い線の中央に気泡を位置するようにすることで水平が出します。
微調整をする際には三脚の一番下にある石突き部分を回して水平を調整することができます。
レーザーを射影
本体の主電源をONにしますとレーザーが照射されて水平、垂直ラインが照射されます。
水平、垂直のズレを確認
対象物にレーザーラインを近づけて対象物との角度ズレ(水平、垂直のズレ)を確認
レーザー墨出し器を使うときのポイントは下記のとおり。
使用前に精度を点検
レーザー墨出し器を使う前には、レーザーが正しく照射されること、つまりレーザーラインの「水平」「垂直」を確認します。
「水平」「垂直」を確認については既に記載した記事を見て下さい。
墨付けはレーザーラインの中央
レーザー墨出し器のラインの太さ(目で見た線の太さ)は3ミリ程度です。 ところが距離が何メートルも離れてくると、光がどうしても広がってしまい、少しずつ太くなります。 つまり、 本当の墨出し線はレーザーラインの中心線 ということになります。 以上のことから、 墨付けのときは、見えている線の真ん中をとる ようにします。
参考 :レーザー墨出し器 ライン幅の比較
レーザー墨出し器 ライン幅の比較(メーカー公表値) | |
メーカー | ライン幅 |
タジマTERAシリーズ | 10mで約3mm |
タジマZEROシリーズ | 7.5mで約2.5mm |
KDS | 5mで2mm~3mm※ |
シンワ | 5mで1.5mm~3mm※ |
上記の表のようにレーザー墨出し器 ライン幅は各社および機種によって差がありますので墨付けはレーザーラインの中央を取ってください。
動画 小型レーザー墨出し器の使い方 コメリ
女性向きの可愛いレーザー墨出し器の使い方の解説動画です。
レーザー墨出し器の使い方①オーディオ スピーカ位置合わせ
オーディオ視聴する際に重要な事はベスト配置でスピーカーを設置する事、その部屋に合わせたセッティングが必要不可欠です。
基準はスピーカーを左右対称に置いて正三角形の頂点で聴くこと、このセッテイングにレーザー墨出し器をすることで理想的なリスリングルームが完成できる。
レーザー墨出し器によるオーディオ スピーカ位置合わせについては下記のサイトを参照してください。
参考サイト:もったいない!高級スピーカーを良い音で鳴らしきる“ベスポジ”
また、下記が関連動画です。
もっとサウンドを良くする、 レーザー墨出し器を使用したオーディオや自宅スタジオのセッティング等の音質向上テクニックが下記のBOOKに満載に記載されています。
参考本:すぐできる! 新・最高音質セッティング術 著者:西野 正和
レーザー墨出し器の使い方② 外壁面、内壁面に水平線を引く
電気工事の建築現場で内壁面、外壁面などに描かれたラインの事を水平線(レベルライン)と呼びます。
水平線(レベルライン)引きは天井、床、土間などの高さは基準になり重要な作業です。
電気工事では、コンセントやスイッチ、その他の機器の取付け高さを求めるのに用いたり、
外部露出配管の支持高さ、埋設配管の掘削深さを求めるの使用されます。
以前は水平線(レベルライン)引きは大変な作業でしたがレーザー墨出し器を使用すると簡単に作業ができます。
動画 グリーンレーザー墨出し器 壁面での使い方
実際のレーザー墨出し器を使用しての外壁面、内壁面の水平線の引き方の動画です、参考になります。
レーザー墨出し器の使い方③ 野外工事
住宅の門、扉、塀、物置、カーポート、フェンスなど外周りの外構、エクステリアを取り付ける上でレーザーレベルはあると非常に便利です。
例えば、穴掘りをするのに同じ高さにするために使ったり、高低差を測るのに使ったり、柱の高さを一定にするのに使ったりと楽に作業が行えます。
但し、野外で使用する際はグリーンレーザー墨出し器がベターです、野外でも視認性が優れています。
レーザー墨出し器の野外での使用 墨出しレーザー受光器(レシーバー)
レーザー墨出し器のレーザー光は、赤いレーザー光です(一部の機種で緑色のレーザー光を照射するタイプがありますが、価格が高い面でまだ普及していません)。 太陽の光や、照明の近くなど明るい場所では視認性がぐっと落ちます。屋外の直射日光が当たる場所ではレーザーラインはほとんど見えません。
そんなときに活躍するのが墨出しレーザー受光器(受け、レシーバーとも呼ばれます)というレーザー墨出し器専用オプション品です。
レーザー光がある位置(見えないので「ある」と予測される位置)に墨出しレーザー受光器を近づけると、音が(機種によっては光も)なり、さらにレーザー光の位置とぴたりと重なった位置でさらに音が変わり、レーザー光の位置を知らせてくれます。
ほとんどのレーザー墨出し器には専用の墨出しレーザー受光器が別売品、またはセット品として対応しております。
以前は工事現場でレーザー墨出し器を使用する場合、レーザー光は昼間は良く見えず、センター(中心位置)が不明瞭の為に墨出しは夜間等に実施していたがレーザー墨出し器用受光器の登場のおかげで昼間でも墨出しが可能となり、作業効率が向上した。
墨出しレーザー受光器があれば「晴れた日の屋外作業」や「遠距離での作業」のほか、「1人作業」などには大変役立ち、1人で簡単に、精度の高い地墨合わせが可能です。
又、通常レーザー墨出し器の屋内使用時は10m程度までですが墨出しレーザー受光器を使った場合で15m~40m程度と延びます。より長距離でのレベルを測定する場合は、回転レーザーレベルがベターです。
タジマ マルチレーザー墨出し受光器 レシーバー ML-RCV2
用途:レーザー墨出し器用受光器
連続使用時間:<受光器使用時>約30時間 <NAVI/リモコン使用時>600回以上
防水・防塵設計
電源:単4形アルカリ乾電池4本
アマゾン価格 15,587円(現在 2024年8月)
レーザー墨出し器 便利用品 ばか棒
馬鹿棒(ばかぼう)とは 同じ長さを何カ所にも記すときなどに用いる、必要な長さに切断した棒のこと、ばか棒は水平を出すための測量器具として、工事現場にある木切れなどを適宜切断して簡易に作ることができる。
ばか棒の由来としては、木の角棒に横線を(墨で)一本引いて作るだけであるため、間違いようがなく馬鹿が見ても分かるからとされる。
レーザー墨出し器で使用する場合、バカ棒に受光器を取り付ければ数字を読むだけで高低差がわかる。
レーザー墨出し器用ばか棒としは各社から販売されている。
STS 受光器スライド式スケール棒 SIB240
受光器をスライドしてピタッと簡単に位置決め、比較高低差がひと目でわかるスケールです。
クランプは固定したまま、らくらくスライド。
メーカー問わず各種受光器の取り付けが可能です。
受光器の位置決めが簡単
受光器付属品のクランプでは難しかった、スケール棒上での受光器位置決めを簡単にスライドさせて決められます。
比較高低差がひと目でわかる
受光器をスライドして、比較高低差測定が簡単にできます。
バカ棒として使用可能
裏面は、1mm 単位の目盛があるので、バカ棒としても使用可能です。
アマゾン価格 9,650円(現在 2024年8月)
レーザー墨出し器の使い方④ 天井、床面
天井クロスを張る場合に天井にレーザー墨出し器で墨出しする際、基本は床にレーザーを設置しますが、少しでも障害物がある場合は三脚を設置してください、全方向のレーザーが映し出されます。
又、照明や誘導灯を取り付ける前に地墨出しをしますがこの時にレーザー墨出し器を使用すると便利です。
地墨出しとは天井に取り付ける器具下の床に墨を出して、その後の作業工程の目印にするものです。
レーザー墨出し器を使用すれば地墨点の反対側にレーザーの交点が映し出さるので作業がはかどります。
レーザー墨出し器の精度&アライメント調整,校正
レーザー墨出し器の精度としてはカタログに下記の性能表示が記載されています。
レーザー墨出し器の精度事例:
水平ライン精度: 10メートルで±1㎜
縦ライン精度:10メートルで±1㎜
但し、レーザー墨出し器の精度の標準規格はなく、各社で標準を決めています。
またレーザー墨出し器は、精度を出す為に、製造工程で細かい調整を行っておりますが環境の変化(温度、湿度、振動、衝撃等)で精度に 狂いが生じてきます。
この調整は、精度を1mm/10m以内に収める為に、小さなネジにより、5μm以内の調整を行っております。
精度の高い、高価なレーザー墨出し器でも環境変化、衝撃等で狂いが生じます。
垂直の精度確認は下げ振り(おもりを下げた糸)水平は水盛り管を使用して定期に点検を実施してください。
レーザー墨出し器の精度 DIY用&プロ用
ECサイトでは安価なレーザー墨出し器も販売されていますが、精度に違いがあるのでしょうか?
一般的に垂直方向の精度は問題ないですが水平ラインの精度は3万円未満の商品は最大3mmの誤差があった一方、3万円以上の商品は最大でも1mm程度の誤差です。
家庭でDIYして壁に棚を設置する程度であれば、水平ラインの誤差が3mmならば問題になりません。
しかし、建築現場で間仕切り壁・床板などの施工をしたり、イベント会場で展示品を設置したりする場合は、少しの誤差が安全性や性能、見栄えに影響します。
使用する目的によって必要な精度は異なるため、使用する目的を考慮して選ぶことが重要です。
レーザー墨出し器の精度&アライメント調整方法 縦方向
1.天井の高さが2~3mで振動がなく壁面から2~5m離れた床にレーザー墨出し器を設置します。次に壁面に[下げ振り]を下ろしておきます。
2.電源をONにし、[室内]、[モード1]に設定します。天井に股射された鉛直点を目視で観測しながら、本体を水平に回転させます。
3.この時、鉛直点がライン光の幅以上に動かないようにします。
4.壁面に投射された垂直ライン光を「下げ振り」の糸に一致するように水平回転させます、回転微調整ツマミを使用して正確に合わせます。
5.下げ振りにライン光が合っていること。
レーザー墨出し器の精度&アライメント調整方法 水平方向
1.本体を壁面から6~8m離した所に設置し、電源をONにします。
2.壁面に照射した水平ライン光の任意の位置に印(点)をつけます。
3.本体を回転させ、どの位置でも先ほど印した点にライン光が合っていること。
*レーザー墨出し器の精度確認の方法は各社毎に多少、異なりますが上記はアックスブレーン・レーザー墨出し器の精度確認の方法です、参考にしてください。
レーザー墨出し器の校正費用
メーカーへの校正依頼の金額はメーカーによって異なります。
調整だけで済めば5,000~10,000円くらいですが部品交換が発生すると高くなります。(約15,000円前後)
現場での使用中に転倒させた場合、故障したとは限りませんのでまず、精度があっているか確認することが必要です。
精度の確認方法は上記の方法で確認してください。
レーザー墨出し器 トラブル事例
ご購入後のトラブル事例については下記に記載しています。
グリーンレーザーで受光器が使用できない。
グリーンレーザーは専用のグリーンレーザー用の受光器でないと受光できません、互換性はありません。レーザー墨出し器と受光器の組み合わせは機種・メーカーによって違います、受光器を買い替え・追加購入される際は本体指定の受光器を選んだ方が無難です。
受光器が反応しません。
電源周りの接触不良、若しくはレーザー墨出し器本体のカバーガラスは汚れ。
汚れていたり、水滴が付着っしているとレーザーの屈折や乱反射が起こり、受光器が誤作動もしくは作動しないことがあります。
次に多いのが使用可能範囲外にレーザー墨出し器をセットしている。
最期は使用されているモードが適切でない場合。
レーザー墨出し器のメンテナンス、校正
定期メンテナンスが必要な理由
レーザー墨出し器は精密機器であり、細かい精密ネジで精度を調整しているため、
- 日々の使用環境、自動車などの運搬による振動、衝撃の積み重ね
- 温度変化による経年変化によるネジの緩み
などの原因で必ず精度にズレが生じます。使用してなくても誤差が発生しています。
もしネジが緩み調整箇所が1μm(1/1000mm)動いたとすると、レーザー照射の距離が5mでは0.2mmズレます)
精度を確実にするには1年から一回は点検調整が必要です。
レーザー墨出し器 メンテナンス費用
約1年に1回必要なメンテナンスにはどのくらい費用が掛かるのでしょうか?
大手メーカーのラインの精度調整やメンテナンス費用の一回の費用は最低でも1万円~数万円かかるところが大半です。
メンテナンス費用は変動していますので直接、メーカーもしくは代理店に電話で確認してください。
会社名 | STS | マイゾックス | Tajima | ムラテックKDS |
点検・調整費用 | 6,000円~ | 6,000円~ | 1,2000円~ | 1,2000円~ |
---|
※修理については、破損している部品などによって、費用が異なります。
レザー墨出し器の校正サービス
レザー墨出し器の校正は自社で校正はできないので校正サービス会社に依頼する必要があります、下記がレザー墨出し器の校正サービスを行っている会社です。
株式会社トレサの校正サービス
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測定器・計測器の校正なら | 株式会社トレサの校正サービス
株式会社レックス 校正修理センター
校正マスターは、計測機器校正・点検・修理・メンテナンス専門サイトです。計測機器の型番から自動見積(無料)を作成することが可能です。
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レーザー墨出し器の校正サービス | REXなら3営業日でスピード校正
校正証明書の発行
レーザー墨出し器の校正証明書の発行はできません。何故ならば国が定めるレーザー墨出し器の基準がないためです。しかし、レーザー墨出し器には国が定める品質基準が存在しないため、校正証明書の発行ができないのです。しかし、国内墨出し器メーカーシェアトップのタジマのように独自の基準器を用いて「検査成績書」を発行しているメーカーもあります。費用はメーカーにもよりますが、新品購入時で5,000円~8,000円程度です。
レーザー墨出し器用の三脚 選び方&使い方
レーザー墨出し器用の三脚 選び方
レーザー墨出し器用のエレベーター三脚は、水平レーザーラインを上下に移動させる場合に使用します。本体に付属している三つの爪脚部分を三脚と誤解される場合も多いですが、この本体三脚は本体を水平に据え置くために数mmレベルでの微調整に使用します。
一般的には、本体の高さ以上に水平ラインを移動させる場合には、必要な高さまで伸びるエレベータ三脚が必要です。最も一般的な三脚は、1,500mm前後の三脚です。店舗や施設などで高所での墨出しが必要な場合は3,000mm前後の高所用エレベータ三脚を使用します。
シンワ レーザー墨出し器用 エレベーター三脚 A 76629
アマゾン価格 4、793円(現在 2024年8月)
レーザー墨出し器用便利品 三脚の使い方
シンワ レーザー墨出し器用エレベーターを使用した三脚の使い方です。
三脚の水平合わせ
初めに三脚についている水準器を使用して三脚の水平出しをします。
下図のように気泡がセンターにくるように各脚の高さ等を調整します。
レーザー墨出し器用の三脚 高さ調整
次にレーザー墨出し器の高さを三脚のハンドルを回して調整します。
スケールを使用すれば高さ調整が楽です。
レーザー墨出し器用の三脚 セット完了
三脚の高さ調整が終了すればレーザー墨出し器のレーザー照射が可能です。
レーザー照射位置を確認して微調整をしてください。
又、ゴム足タイプの方がショックを吸収できるのでおすすめです。
レーザー墨出し器の分解修理、故障対策
急に設備、製品が動かなくなる故障原因の約9割はゴミ(異物)、摩耗、劣化、変形等です。
簡単な分解清掃を行うだけで故障が直る確率が高いです。
部品交換はネット販売で購入できるメーカーもあります、但し分解した場合、すべてが自己責任になりますので留意してください。
レーザー墨出し器 分解修理 動画
レーザー墨出し器を分解修理する際は下記の動画が参考になります。
故障しやすいジンバル式レーザー墨出し器です。
レーザー墨出し器 電源入らず①
原因:
電池ボックス内に電解液の漏液痕跡があり、分解する裏側の配線が腐食して断線。
修理:
本体を分解、内部の電解液を洗浄し、断線部分を再半田実施。
レーザー墨出し器 電源入らず②
原因:
レーザー墨出し器を分解して電源の通電状態を確認するとACアダプターからの電源が通電しておらず、電池からの通電を切り替えるCDジャックのSWの動作不良(錆及び腐食、変形)
対策、修理:
本体を分解し、DCジャックを新品と交換
レーザー墨出し器 Q&A
Q&Aでは『Yahoo!知恵袋』『教えて!Goo』からのお問い合わせの多い疑問、質問について掲載しています。
レーザー墨出し器 テスト方法を教えてください
修理に出す前の事前確認として個人でテストするポイントを教えください。
回答
下記の方法は簡易的な精度チェックです。お勧めはメーカー推奨のレーザー精度点検です。
簡易 垂直テスト
「下げふり」といって糸の先に円錐形の重りのついた道具で垂直を確認します。
1.タコ糸に下げふり用の重りを付けて垂らす。
風の影響の少ない部屋で高さ3mのポイントAを設定、ポイントAから下げ振りを吊した床面のポイントをマーキングします。ここをポイントBとします。
2.ポイントAにレーザー縦ラインを合わせて、ラインとポイントBに大きなズレがないか確認します、タコ糸の向こう側にレーザーがはみ出なければOKです。
関連記事:下げ振りの使い方、選び方【図解】
簡易 水平テスト
1.レーザー墨出し器の円形気泡管の気泡が赤い円の中心にくるように脚の調整ネジを回して水平に調整する。
2.マーキング用テープを貼り、水平ラインの右端がテープの中央にくるようにする(ここをAポイントとする)
3.次に、水平ラインの左端がテープの上にくるように本体を回転させ、マーキングしズレを確認する。
まとめ レーザー墨出し器
レーザー墨出し器の価格帯は約1万円〜30万円以上価格の幅が広く、精度や品質(アフターサポートを含め)はメーカーや機種によって様々です。
メーカー依頼でレーザー墨出し器の紹介をしているサイトが多くありますので、購入時は内容と自分に及び現場状況を考慮してベターなモノを自分で選んで下さい、決して『安物買いの銭失い』にならない様に注意してください。
参考文献: