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鉋(かんな)とは?|カンナ|英語:plane
鉋(カンナ)は木材の表面を削って平らにする道具です、長方形の樫の木台に刃を仕込み、木材に当てて、削ります。
以前は作業ばかりか調整にも熟練の技が必要であり、プロの大工さんもちょっとやそっとの修業ではまともに使えないといわれるほどカンナがけは難しいものだったが最近はDIYに最適な手カンナが開発されている。
材料を切削する為の鉋(かんな)の電動タイプの工具が電気カンナであり労力を使わず女性の方でも容易に切削できる。
関連記事:電気カンナの正しい選び方、使い方【図解】
鉋(かんな)の機能と特長
画像出典先:DIY 道具の便利手帳 監修:西沢正和 大泉書店
鉋(かんな)の名称 |裏すき|鉋台|裏金
鉋(かんな)の裏押し、裏出し、裏打ち、裏すき
鉋は通常裏透きがあり、凹んだ裏透きの先端と刃先の先端の間の平面が無くなる事を裏切れと言い、凹みの部分はカーブに研げてしまい刃先を直線に研ぎ上げる事が出来なくなります。
又、裏透き部分は粗いので研いでも鋭利な刃先に研ぐ事は出来ず、削れない状態に陥ります。
そこで鉋の裏透き側を研ぎ再度平面部分を作り出し、刃先を真っ直ぐ研げるように再生するのが裏押しです。
裏出し(裏押し)の重要な目的は、片刃の刃物の裏(ハガネ側)を平らな鏡面に仕上げるということです。
鉋(かんな)の種類
DIY用にホームセンターなどで販売されている木材は、表面がきれいにされたものがほとんどだ。しかし、さらに美しく仕上げることも不可能ではない。紙ヤスリで仕上げるかカンナで仕上げるかは趣味の問題。カンナがけを選んだ場合、手作業にするか電動にするかという選択肢があるが、手カンナはとにかく難しい。体力も必要。
ただし、技を究めさまざまなカンナを使いこなせば、平面から曲面まで美しい仕上げが可能です。さらに現在では、刃の調整が簡単に行える手カンナが誕生している。最適カンナという製品で、全体が金属製。台がそったりする心配もなく、動きもスムーズだ。小物のカンナがけなら電気カンナより手軽に行えてDIYに最適です。
最適カンナ
最適カンナは、購入した時点ですでに刃が最適な状態にセットされているので、すぐに使い始めることができる。もちろん替え刃式で、交換や調整が簡単に行えるのが大きなメリット。
使い方は従来のカンナと同じ。材料に密着させて手前に引く、基本はこれだけ。元からきれいな材に使うと、意外にきれいに仕上がるが、技を究めたいのであれば、やはり熟練を要する。
二枚刃カンナ|平カンナ
平坦に切削を行う平カンナで一般的なものが二枚刃カンナだ。実際に切削を行うカンナ刃と、食い込みを防止する裏金の2枚があるため、こう呼ばれる。カンナ刃の切れ味が悪くなったら交換する替え刃式が主流になっている。
二枚刃カンナは逆目削りの時でも材料が欠けにくいカンナです。
鉋 裏金の役目
鉋の裏金はカンナの刃を固定するためにあります、鉋で削る時に木部の頭の部分を叩き1度刃と裏金を緩め刃の高さを調節します。確認は木部の尻の方から透かして刃の出具合を見る。
木部の頭を叩けば刃がへこみ少し出したいとき刃の後ろを叩けば刃が出ます。
木部から少し刃が出るくらい 裏金を叩いて刃をしめつけ固定して使用します、 裏金が緩かったりすると、力を入れて木を削ったときに刃が緩み木面が斜めになったり、刃がへこんで削れなくなります。
長台カンナ
「平カンナ」の一種類、平らな台で平らに削るタイプです。そのなかで、長台カンナは仕上用などの平面精度を要求する作業に使われます。専門的なのでめったに見ることはありません。
小カンナ |豆カンナ
小さいものには小カンナがあり、さらに手の中に収まるほどの豆カンナもあります。細部の平面ではサンドペーパーよりも手早く正確な作業ができます。小カンナには裏金は付かず、1枚カンナが普通です。
台直しカンナ
台直しカンナは直立した刃を持つカンナで、その名のようにカンナ台の修正や、黒檀などの硬木を削る時に使います。
面カンナ
面カンナは曲面用です。内丸型は主に面取り用、外丸は円筒の内面や隅のアールを削ります。特殊なものでは、複雑な形状の刃を持った「飾り面取り」用もあります。
反り台カンナ|鉋 曲面
反り台カンナは円筒や曲面の内側を円周方向に削るカンナです。
さくり(作里・しゃくり)カンナ
さくり(作里・しゃくり)カンナは局部的な平面を削るカンナ。溝の底や側壁、隅を削ります。面カンナ、さくりカンナとも、やや特殊タイプながらもホームセンターなどで大半の種類を見ることができます。
鉋(かんな)の構造、仕組み |鉋台
次の図は、一般的な2枚カンナの構造です。最初にカンナ身から見てみます。
これは軟鋼の地金と、切るための鋼を張り合わせてできています。銘が打ってある部分は表です。ここまでは地金で、境界線のカエサキをはさんで、下の部分は鋼でできた「裏」になります。これらの反対面が背です。つまり表裏は同じ面にあります。裏の中央部はわずかにくぼんでいます。
ここは「うらすき」といい、硬い鋼を研ぐ労力を減らすための形です。カンナ身の厚さは刃先に向かってせばまるクサビ型で、台の溝にしっかりはまります。一方「こば」にもテーパがあり、こちらは刃の出方が傾いた時の調節代になっています。
裏金は逆目削りの際に、刃が材料に深く剌さるのを防ぎます。カンナクズを連続的に折り曲げるヘラの役目です。そのため刃先はさほど鋭角ではありません。
これらがカンナ台に装着された状態では、カンナ身は「押さえ溝」の溝幅で支えられ、「背中なじみ」に当たって安定します。裏金は「押さえ棒」でカンナ身側に押され、また耳を折り曲げた量で2枚が密着するように調整されています。
カンナ台はつかむ部分なのに四角形で、カドが手に当たります。これには理由があります。木端は下端に対して直角。ここを作業台にすり付けて材料を直角に削るためです。また、刃を出したままのカンナは、木端を下にして置きます。これらのため、木端は広い直角面になっています。
替刃式カンナについては木製台のタイプを図示しました。このタイプではベース(カンナ身)にある「位置決めボス」に替刃をはめて、さらに裏金で押さえたものが主流です。位置決めボスの形状に種類が多く、メーカー間には林刃の互換性はありません。金属台のタイプは「使い方」の中で解説します。
鉋(かんな)の選び方|サイズ
追入れノミは基本的にホゾ穴を彫る道具です。どのくらい専門的にホゾを加工するかによって、サイズの揃え方が変わります。またルーターや電気ドリルを併用しても、丸くしか削れないので、必ず削り残しができます。
鉋(かんな)の選び方 ポイント
1.はじめに身幅(50~60ミリサイズ 鉋台7寸~9寸)の鉋を揃える。
2.刃研ぎができない方は替刃式を選ぶ。
3.初心者は最適カンナがおすすめ。
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コメント
何かと勉強になります有難う御座います