ネジ回し、ドライバーの正しい選び方、使い方

プラスドライバー イラスト

ネジ回し、ドライバーとは?

ネジ回しという言葉を辞書で調べると「運転者,ネジ回し,ゴルフクラブの一つ,コンピューターのデバイスを制御するプログラム」などといろいろな意味を持った言葉が出てきます。
ここでのドライバーは,ネジ回しの意昧のドライバー,つまりスクリュードライバー(Screw driver)について説明します。
通常、電子工作で使用するものは,2mm~5mm程度のネジを回すものが一般的です。ネジにもいろいろな種類があり,これに伴いドライバーもいろいろな形や大きさがあります。

ドライバーの先端がマイナス(−)のものはマイナスドライバーと呼ばれ、プラス溝(+)のものは、プラスドライバーと呼ばれる。先端の形状のよって色々なドライバーがある、たとえば六角ドライバー。

特殊ネジ頭

ネジ種類 頭

ドライバーも正しい使い方をしないと,ネジを傷めるばかりか,作成した製品の性能を左右する原因にもなります。製作した当初はなんともないのに,製作日数が経つにつれてネジがゆるんだりして,思わぬトラブルを引き起こしてしまいます。

ドライバー構造 |ネジ回し構造

ドライバーは作り方で分けると『普通型』と『貫通型』に分けられます。

普通型ネジ回し|普通型ドライバー

普通型は軸(金属部分)がハンドルの途中迄入って固定されています。

普通ドライバー

貫通型ネジ回し|貫通型ドライバー

貫通型は軸がハンドルの中心を通って末端まで出ています。強く締めたネジや錆びついたネジにショックを与えて緩める場合に役に立ちます。しかしながら、貫通型は普通型に比べて重いというデメリットもあります。

貫通型ドライバー2

貫通型ドライバー

貫通型ドライバー

貫通型ドライバー

ネジ回し、ドライバーのJIS規格

マイナスドライバー  JIS規格

マイナスドライバーは品質と刃先によって普通型(N型)と強力型(H級)に区分されます。

ドライバー刃幅、刃厚、寸法

ドライバー刃幅、刃厚、寸法

寸法は軸の付け根から先端までの長さで呼びます。また、それに先端部の刃幅を組合わせて呼ぶこともあります。この長さと刃幅はJIS規格で規定されており、締め付けるネジに適合するものを選ぶことが重要です。

例えば、150mmのドライバーといえば、先端部の刃幅が10mmのものとなります。ただ使いみちによって、軸の長さを普通より長くしたもの、或いは普通より短くしたものなどがあります。それを間違えないように、長さだけでなく先端部の刃幅を組合わせた呼び方があるわけです。
例)5.5×75mm、7X125mmのドライバーなど

さらに、先端部の刃幅と刃厚の関係も規定されています。これはネジの頭の溝がJIS規格で規定ていますので、その溝幅に合うようになっているのです。表1を確認にしてください。

表1 単位:mm

軸長 50 75 100 125 150 200 250 300
刃幅 4.5 5.5 6 7 8 9 10 10
刃厚 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 1.2

プラスドライバー     JIS規格

プラスドライバーは、大きさを番号で呼び、1番から4番まで区分されています、プラスドライバーの呼び番号と締め付けるプラスネジとの関係は、表2の通りです。

表2 単位:mm

呼び番号 1番 2番 3番 4番
軸の長さ 75 100 15 200
子ネジの呼び径 ~2.9 3~5 5.5~7 7.5~

プラスドライバーの寸法は、マイナスドライバーと同様に軸の付け根から先端までの長さで表わします。呼び番号と軸の長さの関係は、表2の通りです。

◆JIS規格では、これら1番~4番までのものをH形(フィリップス系の意味)と称し、この他に0番に相当するS形(スペシャルの意味)が規定されています。このS形は写真機、メガネその他精密機器の呼び径2mm以下の小ねじに適用されます。なお、欧米ではこれらH形、S形以外にZ形(ポジドライブ系の意味)も使われています。

ネジ回し、ドライバー 使用材料

軸の材料は、硬鋼線材(炭素Cの含有量が0.45~0.65%)やその他の合金鋼が使用されています。合金鋼は鋼(はがね)にクロームバナジュームなどの合金を大量に加えて、摩耗や衝撃に強い性質を持たせた鋼です。

先端部または軸部全身には熱処理(焼入れ・焼戻し)がしてあり、その硬さはロックウェルCスケールの52以上が標準となっています。品質の検査では、先端をネジと同じ溝がある試験棒に差し込み、ハンドルにある決まった力を掛けて、先端が欠けたり、ねじれたりしないかなどの試験をしています。

軸部の表面処理は、クロームメッキ(強靭なメッキ層を持ち光沢が美しい)、黒染(四三化鉄被膜による防錆処理)や鋼材そのままのものの他に、「ブラックポイント」という精度が高く耐久性に優れたモノもあります。

ハンドルは従来は木製のものが大半でしたが、最近は見た目にもきれいな樹脂製が普及しています。樹脂柄には、セルロースアセテートやボリプロピレンなどが使用されています。またこれらの樹脂と軟質樹脂を組合わせたものは、握り心地が快適で使いやすくなっています。

日本工業規格 ネジ回し、ドライバー規格

下記にドライバーのJIS規格参考サイトを記載しました。

ドライバーのJIS規格の詳細が記載されています。

JISC日本工業標準調査会サイト

JISC日本工業標準調査会サイト内のJIS検索から内容が閲覧可能です。(但し印刷不可)

*現在はIEインターネット エクスプローラーのみ閲覧可。

①日本工業規格JIS B4609 : ねじ回し−すりわり付きねじ用Screwdrivers for slotted-head screws

②日本工業規格JIS B4633 :十字ねじ回しScrewdrivers for cross recessed head screws

kikakurui.com |JIS規格票をHTML化したサイト

日本工業規格はが全文、閲覧、印刷可能です。(但し図、イラスト含まず)

①日本工業規格JIS B4609 : ねじ回し−すりわり付きねじ用

②日本工業規格JIS B4633 :十字ねじ回し

豆丁 |中国の資料閲覧サイト

日本工業規格が全文、閲覧、可能です。(図、イラスト含む、ダウンロードは有料)

*ネット接続環境により表示が1分以上、かかる場合があります。

①日本工業規格JIS B4609 : ねじ回し−すりわり付きねじ用

②日本工業規格JIS B4633 :十字ねじ回し

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