ランダムオービタルサンダーの正しい使い方、選び方

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ランダムオービタルサンダー-イラスト

ランダムオービタルサンダーとは

英語:Random Orbital sander  Orbital の意味 だ円運動(オービタル)

カップを伏せたような形の本体にハンドルが付いたランダムサンダー、カップの中のパッドは図のような動きです。全体としては回転しながら、細かい偏心運動をしています。このためオービタルサンダーに比べて、研磨材の移動量は大きくなります。これが速く研げるしくみです。

そしてパッド面には「集じん穴」が設けてあり、研ぎクズを吸い出して目詰まりを防いでいます。
これらの結果、ペーパー面を材料に密着させる研ぎ方にもかかわらず、研磨効率が高い機構です。やはり平面を研ぐには、密着方式が確実な方法でしょう。丸いパッドなので狭いところは苦手。広い平面を一気に研ぐのに向いています。

ランダムオービタルサンダー 名称

ランダムオービタルサンダーの用途

ランダムサンダーは、平面に「研ぎ落す」のが特技と考えてよいでしょう。壁や作品にできた段差もすぐに平らにできます。また深くまで研げるので、サビ落しも念入りなものになります。

かなりの不整面から平面を研ぎ出せます。実際、カンナがけの代わりにランダムサンダーという人もいます。こうなると正確さよりも、安全手軽な手段です。工程としては荒研ぎから仕上げ研ぎまで。

オービタルサンダーがテーブルなどのていねいな仕上げに適しているのに対して、ランダムサンダーは床面、屋外のベンチ、デッキなどで、普通の仕上げ度合いです。ペーパーをバフに替えれば、ワックスでのツヤ出しまで用途が広がります。

ランダムオービタルサンダー 用途

ランダムオービタルサンダーの機能、特徴

ランダムオービットサンダーは偏心円運動がオービタルサンダーより大き<、回転による遠心力もあるため、研磨クズ排出能力が高い。吸じん機能も加わるため、目の粗いサンドペーパーを使つた粗とぎも可能で、研磨というより研削に近い作業もこなせる。金属のサビ落としや塗装前の下地処理も可能だ。
もちろん、目の細かいサンドペーパーを使えば仕上げを行うこともできる。金属や塗装面の磨きを行う布やスポンジのパッド、ウールボンネットといったものの装着も可能だ。

パッドの直径が150mmの製品もあるが、125mm径が一般的。扱いやすいサイズだ。本体の形状は回転軸の真上を片手で持つタイプが多いが、一部に回転軸の前後(または左右)を両手で持つタイプがある。両手で持つタイプのほうが回転運動が強く、粗い研磨をスピーディに行える傾向がある。

使用方法は基本的にオービタルサンダーと同じ。作動させてから、材料に対して水平にサンドペーパーを当て、1ヵ所にとどまらずに動かしながら作業すること。オービタルサンダーに比べると、同じ細かさのサンドペーパーでも素早く研磨することができる。

ランダムオービタルサンダーの機能1パッドとサンディングペーパーにはがあり、ここから研磨クズが排出されダストパックに集められる


ランダムオービタルサンダーの機能2両手で扱う大型の製品もあるがランダムオービットサンダーは片手操作が基本、軽い力で押しつける

ランダムサンダー サンディングディスクの選び方

専用ペーパーをサンディングディスクと言いますが、この裏側はほとんどの機種がマジック式になっています。ナイロンのザラザラ面を合わせて取り付ける夕イプです。貼り替えがラクで、くり返し着脱ができます。逆に、手研ぎ用のサンドペーパーを切り抜いても代用にはなりません。ラクな着脱で、40番から400番までを、何度も貼り替えて使うことが、早くてきれいな研磨のコツでもあります。

番手の種類を取り揃えておけば作業はスムーズです。
このディスクは専用ペーパー以外にも種類があります。「バフ」はコンパウンド(練り状の研磨材)を付けて、きめ細かく磨くことができます。塗装面のツヤ出しには「スポンジ」でワックス磨きをしたり、ふさふさした「ボンネット」で最後の仕上げもできます。

これら、磨き用のディスクには集じん穴はありません。このくらい揃えていれば、用途が広がってランダムサンダーの出番もさらに多くなることでしょう。

ランダムオービタルサンダー サンディングデスクの種類

ランダムサンダーの選び方

ランダムサンダーはどの機種も仕様に大差はありません。例えば、ダストバッグ付きの集じん機構や無段変速などは便利なものですが、どの機種にもたいがい付いています。さらによく見ていくと、消費電力に違いが見られます。荒研ぎが多く、強く押し付けて使う方はワット数の高いものを選ぶとよいでしょう。もっともその分重くなる傾向はあります。

重要なのはパッド径です。標準的な径125mmと大きめの150mm、そして小さめの115mmがありますが、これは研ぎ面積や能率で考えることになります。とくにこだわらなければ、径125mmのほうが替えディスクが手に入りやすいようです。店や地域によっても違うでしょうから、どのサイズのディスクが常時置いてあるか確かめておくとよいでしょう。

ランダムオービタルサンダーの定番|メーカー 価格比較

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おすすめマキタ ランダムオービタルサンダー

マキタ ランダムオービットサンダ ペーパー寸法 125mm BO5030

電源:AC100V
コード長さ:2m
ペーパー寸法:Φ125mm
パッド寸法:Φ123mm
定格電流(A):3.2
消費電力(W):300
無負荷回転数(min[[の-1乗]]):12000

おすすめ ボッシュ ランダムサンダー

BOSCH(ボッシュ) 吸じんランダムアクションサンダー PEX260AE

消費電力:260W
回転数:2,000-12,000回転/分
ストローク数:4,000-24,000回転/分
オービットダイヤ:2mm
ペーパーサイズ:125mmφ
標準付属:キャリングケース、ペーパー取付けアダプター

ランダムオービタルサンダーの使い方

ランダムサンダーのサンドペーパー取り付け、交換方法

構造上、クランプなどを設けるのが難しいため、ランダムオービットサンダーのサンドペーパーの固定方法はすべてマジックテープ式。残念ながら、市販の紙ヤスリをカットして装着することはできない。

専用のサンドペ-パーを使用する必要がある。マジックテープ式なので交換は非常に簡単。それまで装着されていたサンドペーパーの端の部分を持つてバリバリとめくればOK。次のペーパーは穴の位置を合わせて押しつけるだけでいい。

ランダムオービタルサンダー サンドペーパー交換1パッドとサンディングペーパーの穴の位置を合わせることがとても重要

ランダムオービタルサンダー サンドペーパー交換2サンディングペーパーに浮いた部分ができないように確実に全面をパッドに密着させる

ランダムオービタルサンダーの基本操作

ランダムサンダーは、材料との接触面が回っています。本体がやや傾くだけでも左右に振られ、片手では保持できません。ふたつのハンドルを両手で握るのが基本です。必ずスイッチを入れてから材料に当てます。材料に載せてONにすると、駆け出してしまいます。使い終わりも、回転が止まるまで待ちます。

進める方向は左右でも前後でも自由です。平らに置けば、その位置で安定するので、その姿勢を守って移動させます。これが正確な平面を研ぐ基本です。広い面の荒研ぎでは、わずかに前傾・後斜をくり返して、サンダーの力で左右に進める方法もあります。手が遠くなるので、片手は本体の頭をつかんで押し付けます。

これはペーパー面が密着しないので、仕上げまで続けていると研磨面はかすかに波打った状態になります。また途中で滞らせず、均一な速さで進めましょう。

小さな面や曲面の場合はペーパーの左半面を軽く当てて、反動を受け止めながら安定させて研ぎます。材料の固定も大切になってきます。なおペーパーの交換では、図のように「集じん穴」の位置をしっかり合わせて貼ります。

ランダムオービタルサンダー 持ち方

ランダムサンダー 段差の研ぎ落し

例として、図のようなガーデンテーブルにできた段差の研ぎ落し作業をしてみましょう。この段差は誤差や材料の狂いで現れることもありますが、むしろ最初から「研ぎ落し」を前提にして組み立てることもあるでしょう。
まず脚の木口(こぐち)が突き出ている部分を研いでみます。ここは木材繊維を横断して研ぐので、向きによってはカドが傷みます。カドをむしってしまわないように、ペーパーの左半分を当てて、なでつけるように研ぎます。左を当てる理由は、右回転の反動を手元に導いて保持しやすくするためです。使用するペーパーは80番が適当でしょう。研ぎ加減もしやすく、すぐに研ぎあがります。

ランダムオービタルサンダー 段差の修正

ランダムサンダー オイルフィニッシュ 仕上げ

クラフト作品の仕上げには、塗装の他にも「オイルフィニッシュ」や「ワックスフィニッシュ」などの手法があります。木の繊維に植物性オイルやワックスを塗って磨き込む仕上げです。

しかし広い面を手で仕上げるのは大変です。代わりにランダムサンダーを使えばラクに磨き上げることができます。
オイルフイニッシュの例として、「ワトコオイル」で磨いてみましょう。と言っても、狭い部分や箱の中は丸いパッドが届きません。図は広い平面を持ったローチェストの作品です。最初はワトコオイルを全体にたっぷりハケ塗り。

色味は好みで選びます。 15分放置してからもう1度塗り、すぐにランダムサンダーでウェット研磨します。ペーパーは400番を付けます。研磨と言っても、木材繊維を立ててすり込む作業です。これをウェスでふき取れば、滑らかな仕上がりになります。

さらにペーパー交換してバフ研磨すれば、木目が生きた作品になります。 このままでも温かみのある質感が魅力ですが、数年で退色してきます。そしたら同じ作業をして保つのが本来の楽しみ方です。表面を保護したい時には、ワックスを塗る方法もあります。ツヤが出るので好みは分かれます。これもバフを使って、同じ要領で磨きます。塗装とはまた違う味わいをお試しください。

オイルフニッシュ 仕上げ

次は天板の段差を落しましょう。サンダーの垂直を意識して、平らを保持したまま出っぱり部分に当てます。そして移動させ、周辺の平均的な平面に研ぎつないでいきます。ペーパーの番手は、研ぎ減らす量が多ければ60番、1mm程度なら100番から始め、240番で仕上げます。

こうして段差を見つけしだい、そこを解決する方法だけでは、天板全体としては平面にはなりません。時々スチール尺を当ててすき間を見ながら、目立つところを研ぐようにして整えます。

サンダーがけのコツは、なるべく粗いペーパーで荒研ぎのうちに平面を出すことです。荒研ぎでは細かい研ぎキズなどは気にせず、大づかみに面を作り出していきます。そして仕上げでは研磨面の「荒れ」だけを直すという要領です。

ランダムオービタルサンダー 段差点検

コーナーサンダーとランダムサンダー

奥まったところや、狭い範囲を研ぐには「コーナーサンダー」があります。三角形のパッドが隅々まで届きます。

しかし小さなパッド面だけで、すべての場面をまかなうわけにもいきません。ちょうど、ランダムサンダーが研ぎ残してしまうような場所を補うのに最適です。組み合わせて使つてはいかがですか。

コーナーサンダー

動画 おすすめ ランダムオービタルサンダーの使い方


参考文献:
1.DIY工具選びと使い方 著者:青山元男 ナツメ社
2.DIY 道具の便利手帳 監修:西沢正和 大泉書店
3.電動工具 徹底利用術 著者:荒井 章

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