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クワ、鍬の使い方
主に田畑を耕し、整地したり、畝をつくるツールです。土の状態によって、さらに、どのように耕すかで使用するタイプが異なります。
柄を長く持ち、てこの原理を使って刃の先端を深く土に刺し、後退するように移動してかたい耕地をやわらかく耕していきます。
軽くやわらかい土であれば動かしやすいですが、重い粘質の土の場合は、厚手の刃をもつ備中グワや三又グワ、ガーデンフォークなどで土をかき出して掘り返します。休耕地や荒れ地を耕すのにも適しています。
板グワからだんだん肉厚になり、唐グワ、開墾グワ、バチグワ、ツルハシと変化していきました。重粘な土の耕起には、備中グワなどが発達し、もっと先の尖るクマデグワヘと進化しています。

鍬の使い分け
クワ、鍬 持ち方
悪い例:
片手が刃に近い部分を持っている。クワを大きく振ることが
できない
良い例:
柄の上端と中央付近を持つ。柄の端を支点にしてテコの原理でクワを振る
鍬で土を耕す
クワは前進しながら耕す
全身の力を込めてクワを大きく振り下ろす
土を起こす
刃の背を使って土を砕く
クワ、鍬 振り方
クワを振り上げる
振り下ろしたときにクワの刃が地面に水平に入る
クワの刃の腹全面にたっぷり土をのせる
動画 クワ、鍬 使い方
クワ、鍬の保守、メンテメンス、手入れ
①水洗い
作業後に水洗いする。
②刃の縁や背についた泥ていねいに落とす
刃についた泥、刃の縁や背についた泥ブラシをていねいに落とす
油を塗布
乾いた布で水をふき取ってから、刃の両面にさび止め剤を噴射するか、マシン油を塗る
空拭き、保管
最後に乾いた布でふき取ってから保管する
まとめ
鍬は便利な農作業用の道具です、が種類が色々な利にあり、最初はどれを選べばよいか悩むことと思いますが、自分の使用目的に合ったものを選んで下さい。
激安の商品も販売されていますが安い価格のモノにはそれなりの理由があります、信頼性が低いです、『安物買いの銭失い』にならないよう良く吟味してください。
*更に詳細の内容の記事が下記の本に記載されています。
参考文献:
1.園芸道具の使い方と栽培テクニック―よくわかる植える・切る・育てるテクニック (別冊NHK趣味の園芸)
2.いますぐ使える 家庭菜園・農園道具の便利帳
3.決定版 園芸の基本とガーデニングツール (今日から使えるシリーズ(実用))