下げ振りのおすすめ、使い方、選び方【イラスト図解】

下げ振り イラスト 大工道具

下げ振りの使い方、選び方【図解】

初心者、女性向けの下げ振りの入門ガイドとして下記のポイントをメインに解説しています。

・下げ振りの使い方、選び方

・下げ振りの構造、機能

・下げ振りののおすすめネット通販商品

 

DIY工作のご参考になれば幸いです。(^_^;)

下げ振りとは

建物などの垂直を確認する測定具が「下げげ振り」です、日曜大工でははあまり使うことがないでしょうが、増改築やリフォーム、または、デッキ作りなどでは必要です。

下げ振り錘とも呼ばれています、又 レーザーを使用したレーザー式下げ振りも市販されています。

下げ振り 種類

下げ振り 種類

 

垂直は水準器でも測ることができますが、下げ振りを使う方がより正確に測ることができます、下げげ振りは、水準器という便利な道具ができる以前からある方法で、糸にオモリをぶらドげて垂直を確認するという、極めてシンプルで確実な測定方法です。

昔は簡単な糸巻きとオモリがあるだけでしたが、いま市販されているものはデザインもよく、使いやすいように様々な工夫がされています、糸の自動巻き取り、ピンによるワンタッチ固定などが標準仕様です。

ちなみに下げ振りとは本来、オモリのことを言います、糸が巻いてある部分はドげ振り保持器と呼びますが、必ずセットで使うもので、呼び分けることはせず、両方セットで下げ振りと呼びます 市販品はセット販売とそれぞれの単品販売とがあります。

英語ではplumb bobです。

 

下げ振りの用途

下げ振りは鉛直を確認するための道具です、鉛直とは地面に対して垂直ということで、厳密にいえば、垂力の方向のこと。土台となる柱や積み上げるレンガが鉛直でないと倒れやすい。
原理は非常に簡単。オモリをつけてたらした糸は必ず鉛直になる。この糸とチェックしたい材料の距離ががどこでも同じなら材料も鉛直。

下げ振り 用途

下げ振りの仕組み、原理

糸にオモリをぶら下げて垂らすと、その糸は重力のため、垂直になるという簡単な仕組みです、 実際は測定物の横で下げ振りを使用し、糸と測定物の間の距離が、上部と下部で同じ距離であれば、その測定物は垂直となります。

だから、どのような道具を使っても、同様な測定がでさればよいわけです。高価な下げ振りでなくてもかまいません、 正確さを出すには、長い距離で測ることですが、糸が長くなると、オモリが安定しにくくなります。

下げ振りの仕組み

 

 

下げ振りの構造、機能

最新の下げ振りには、色々な便利な装置が付いています。

自動巻取りは、糸を保持器本体に収納し、出した糸を自動で巻き取ってくれるものです。糸が煩雑にならす、スピーディに作業ができます。

自動巻取り 自動巻取り

 

オモリの自動静止は重要な機能です。オモリがなかなか止まらす苦労しますが、特殊な構造で素早く止まるようになっています。特に風のある屋外では威力を発揮します。

下げ振り オモリの自動静止構造

 

 

固定方式はピンで簡単に
測定物への固定は、押しピン式が一般的です。
手で押すだけでしっかりと止まり、外すのも簡単です。

下げ振り 固定ピン

 

測定物が金属の場合はマグネットを利用します。

下げ振り マグネット

 

 

下げ振りの種類

 普及型下げ振り

昔ながらの錘と保持器で構成されているタイプの下げ振りです、自動式およびハンディ巻き取り式があります。

 

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動画 普及型下げ振りの使い方

普及型下げ振りの使い方の動画です。

 

ダイヤル下げ振り

シンワ測定から発売されている下げ振りです。

目盛りで傾きが一目でわかり、柱の鉛直確認に便利。

又、ダイヤル式なので、目盛で細かく傾きを見ることができ、風の影響も受けないです。

おすすめ シンワ測定 ダイヤル下げ振り

 

動画 【シンワ測定】ダイヤル下げ振り

指針で傾きを示す下げ振り ダイヤル下げ振りのご紹介。

ダイヤルタイプの下げ振りは、長い金属板に目盛り付き測定器が取り付けられています。調べたい面に金属板を沿わせることで、測定器の目盛りが角度を教えてくれる仕組みです。

振り子がカバー内部にあるため、風の影響を受けずに鉛直の確認や傾きの検査ができます。使い方は本体を対象物に当てるだけ。一般的な下げ振りと比べて指針の静止が早く作業が捗ります。

 

レーザー下げ振り

指向性・直進性のあるレーザーを用いた下げ振りです。糸・錘を用いないので測定が素早く行えて、風の影響がありません。

レーザー墨出し器の付加機能とされているケースが多く、1台あれば段差や遮蔽物がある環境にも重宝します。

高性能なタイプですので精密な鉛直を行うには補正機能付きが必要です。

 

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動画 レーザー下げ振り 使い方「SG-GP2」

アンカー・ダクト位置決めに最適。縦ライン、横ライン、鉛直ポイント&地墨照射のグリーンレーザー。
下げ振りポイント照射で、鉄骨垂直出しが出来る。「レーザー下げ振り」なら、風の影響を受けずに、鉄骨の垂直出し作業も効率よく行えます。

 

下げ振りの使い方

下げ振りの使用方法は非常に簡単だが、距離の測定は正確に行う必要がある。定規の目盛りと目盛りの問になった場合、どのあたりだったか迄、確認し、焦らずにオモリのゆれが収まるのを待って、慎重に測定してください。

測定する2点が遠いほど精度は高くなるが、糸が長くなるほどゆれが収まるのに時間がかかる。目線より高いと定規での測定が難しくなるので、無理のない位置に取る。

 

測定手順1

保持器近くの高い位置で、糸と柱の距離を測る、測定方法は定規を水平にするか、柱に対して直角にする力のいずれか。

下げ振りの使い方

 

下げ振り 測定手順

3種の固定具が用意された保持器が多い、木材なら針、金属なら磁石、その他ならフックが使用できる。

 

下げ振り 測定手順

下げ振り専用のオオリはただのオモリではない。ゆれがスピーディにに収まってくれるものが多い

2.測定手順2

オモリに近い低い位置でも、高い位置と同じ方法で距離を測る。
測定結果が同じなら柱は鉛直になっているということ。

下げ振り 測定手順

 

専用のターゲットマークが付属した製品なら、糸と壁の間隔を測定する必要がない。ただ
し、保持器は壁にびったりと蜜着させる必要がある。

下げ振り 測定手順

下げ振りの選び方

下げ振りを購入する際はやはり近くのホームセンター等で現物を確認してください。

その上でネットショップで格安の商品が販売されていれば購入するのが賢い買い方です。

下げ振りを選ぶ際には、まず本体タイプを確認、測定場所に適したタイプを選んだら、次に機能で絞り込んでいきます。判断がつかない場合は、測定精度の信頼性が高い有名メーカー製品を選ぶのもおすすめです。

 

鉄部に固定するマグネットタイプ

下げ振り保持器の固定方法は一般的に針打ち付けですが、この方法では鉄素材に取り付けられません。鉄板・鉄柱の鉛直を調べるなら保持器がマグネットタイプのものがベストです。

ほとんどのマグネットタイプの製品は針内蔵で、木素材にも固定できるようになっています。針だけよりも測定幅が広がるため、とても便利です。しかし、非磁性性のアルミなどの金属にはマグネットタイプは固定できませんので注意してください。

マグネットタイプ 下げ振り

 

おすすめ タジマ(Tajima) パーフェクトキャッチG3-450 

自動巻式
木部、鉄部、アルミサッシ、コンクリートに取付可
超強力磁石を採用(磁束密度130mT)

 

 

 

風防タイプ 下げ振り

風防型の下げ振りは、細長い竿の中に下げ振りが垂れているデザインです。下げ振りが見える先端部は、周囲を透明なカバーできています、風の影響で下げ振りが揺れてしまう屋外の測定でも、カバーで覆えば測定することが可能です。

価格は高価ですが、遮蔽物のない建設現場などには便利です。

おすすめ シンワ測定 風防下げ振り ベーシック

 

 

素早い測定に便利な自動静止機能付き下げ振り

下げ振りを垂らすと、はじめは輪を描くように揺れて徐々に静止していきます。この無駄な待ち時間をなるべく縮めてくれるのが自動静止機能です。

錘の内部に一定方向にのみ動く機構があり、揺れ方向を制御することで早く静止させてくれます。この機能はタジマではクイックブラ、シンワ測定ではスイピタと呼ばれています。

自動静止機能付き下げ振り

 

おすすめ シンワ測定 ハンディ下げ振り Jr. 自動巻 スイピタ

 

 

コンクリートにも取り付け可能な金属フック 下げ振り

コンクリートのような素材には下げ振り保持器の針が通らず、マグネットで固定不可能です。金属フック付きの製品であれば、コンクリートに打ち込んだ釘、もしくは型枠に使われる丸セパレーターに引っ掛けられます。

金属フックは保持器内部に収納できるようになっているので、針・マグネットでの固定時も邪魔になりません。また、アルミサッシに引っ掛けられるフック形状の製品も展開されています。

金属フック 下げ振り

 

おすすめ  タジマ(Tajima) パーフェクトキャッチG3-450

用途:建築用下げ振り保持器及び下げ振り
自動巻取式

 

 

ワンタッチで操作できる自動巻き取り 下げ振り

下げ振りを使用した後は、垂らした糸を回収する必要があります。この糸をボタン1つで収納する自動巻き取り機能があると、片付けが簡単です。基本的な形状の下げ振り保持器なら、この機能付きの製品がベターです。

自動巻き取り 下げ振り

おすすめ シンワ測定 ハンディ下げ振り Jr. 自動巻 スイピタ

 

 

下げ振りの選び方 ワンポイント

下げ振りには種類や性能による違いが大きい商品が多く販売されています。そのため使用する環境によって商品を変える必要があります。精度および取り付け材質は何なのかなどしっかりと事前に把握してから選ぶようにしましょう。

 

下げ振りの おすすめ ネット通販サイト 価格比較

アマゾン、Yahoo!ショッピング、楽天の現在の売れ筋の下げ振りの人気ランキングです。

 

2022年 アマゾン  おすすめ  下げ振り ランキング

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下げ振りの おすすめメーカー比較

下げ振りを販売している代表的なメーカーは下記のとおり。

・ KDS(ムラテックKDS株式会社)

・ TAJIMA(株式会社TJMデザイン)

・ シンワ(シンワ測定株式会社)

 

測定器具選びで重視したいのは、測定精度の高さです、その点で選んでいくなら、やはり国内の有名メーカーの製品がおすすめです。

シンワ測定はプロからの支持が厚い、測定工具国内シェアナンバーワンメーカーです。ノーマルな保持器型から、風防型、ダイヤル型など幅広い製品展開を見せています。

 

シンワ(シンワ測定株式会社)

新潟県三条市に本社を置く測定機器メーカー。精密機械器具の製造・販売
金属製曲尺、金属製直尺、特殊計測機器、墨つぼ、建築用道工具
レーザー光学機器、面状発熱体(ヒーター)、温度計、精密エッチング等

 

シンワ測定 ハンディ下げ振り Jr. 自動巻 スイピタ

Amazon’s Choice 商品 すぐに発送ができて、評価が高く、お求めやすい価格。
本体:ABS樹脂・エラストマー樹脂
針:バネ鋼
マグネット:ネオジム磁石
糸:ナイロン
糸の長さ:3.5m
使用可能錘:100~400

 

 

TAJIMA(株式会社TAJIMAデザイン)

建築用ハンドツールのブランドTAJIMAは数多くの製品ジャンルで圧倒的なトップシェアを獲得。測定/測量用品、レーザー墨出し器、手作業用品、安全用品、電動工具など2000種を超える建築用ツール・測定器の総合メーカー。

タジマ(Tajima) パーフェクトキャッチG3-450 クイックブラ付

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用途:建築用下げ振り保持器及び下げ振り
自動巻取式
糸の長さ:4.5m
適応下げ振り重量:100g~1000g
付属下げ振り:ピーキャッチクイックブラ400

 

 

 

まとめ

日曜大工では使うことの無い道具ですが、使用すると精度が増し、工作物の品質に差がでます。
物件のチェックにも使用でき、DIY道具にあっても無駄にならないツールです。