ネジ回し、ドライバーの正しい選び方、使い方【図解】

プラスドライバー イラスト

ネジ回し、ドライバーの基本的な使い方

ドライバーを使う際は、回すことより、ネジに垂直に押しつける意識を強くすること。
力配分は押し6・回し4とか押し8・回し2といわれる。特にきつく締まったネジをゆるめる際にはカムアウト(右ページ)が起こりやすく、ネジの頭の溝をなめやすい。なめてしまうと、簡単にはネジが外せなくなる。

ただ、ドライバーは片手で作業するのが基本の工具であるため、ネジ方向に力をかけながら回すのは意外に難しい。自分の手に合っていて力をかけやすいグリップを選びたい。

ドライバー使い方基本1

ドライバー使い方基本

ボルスターつきドライバー

軸の根元に六角のナット状の部分があるボルスターつきドライバーなら、両手での作業が可能になる。ここにメガネレンチやスパナをかければ、片手で押しつけ、もう片手で回しが行える。軸が六角のドライバーでも同様のことが可能だが、かなりサイズの小さなレンチが必要になる。

四角い軸のドライバーはペンチやプライヤーで回す使い方もあるが、握りながら使うのはかなり難しい。四角い軸を回すのなら、通常のペンチ類ではなくバイボルスターつきドライバースグリップを使いたい。

ボルスター

ボルスター

ボルスター2

ドライバー先端収まり

また、ネジの頭の溝のサイズに合ったドライバーを使うことも非常に重要。 ドライバーの先端を当ててみて、ガタつくようなら1サイズ大きなドライバーにかえること。サイズの小さなドライバーを使うと、すぐにカムアウトが起こる。マイナスの場合は起こりにくいが、プラスでは大きすぎるドライバーがうまく収まったように見えることもある。しかし、この場合もネジの頭の溝をなめやすい。

ネジ先端収まり

ネジ先端収まり

ドライバーの先端部分まで含めてビスの頭の溝にピッタリ収まるのが正しい状態。 ドライバーの先端が細いとガタつきができてしまう。 ドライバーの先端が太くてもビスの頭の溝に収まっているように見えることがあるが、奥まで届いていないので接触面積が少ない.

【DIY工具豆知識】高いドライバーはココが凄い

カムアウト cam out

ねじを推し進める力(推力)が不足しビットが十字から浮き上がり外れてしまうこと。

プラスドライバーの先端とネジの頭の溝は、回転方向に対して斜めに接する。そのため、ドライバーを回すと先端が溝の壁にそって登り、ドライバーを押し出そうとする。これがカムアウトだ。先端が浮いたまま強い力をかけると、接触面積が少なく位置も正しくないため、ビスの頭の金属がつぶれたり切れたりして溝をなめてしまう。

カムアウト

ネジ回し、ドライバー 手入れ メンテナンス

残念ながら、ドライバーは手人れだけで長持ちさせることはできません。正しく使って、先端を大切にすることがすべてです。またマイナスドライバーは別として、研いでも正確には形作れません。次に使うネジをナメずにすむか、先端をよく見て、傷みがひどいものは捨てる。このチェックが必要です。

図は摩耗したり傷んだ先端の例です。羽根のカドが欠けたもの、すり減って丸くなったものは要注意です。古ハブラシで先端を掃除して、よく見てみましょう。
先端に適合するネジを差してみて、大きくガタガタするドライバーは廃棄。マグネットがないのに、ネジを差したまま持ち歩けるようなら完璧です。

ドライバー先端摩耗

ドライバー先端摩耗

ねじ回し、ドライバー 機能別 種類

ドライバーにはいろいろな種類があり,目的に合わせて使い分け,同じ目的でも,小さいものから大きいものまでサイズもいろいろです。

精密ドライバー

時計やメガネのようなごく小さいネジを回すもので,すべてが金属製で,柄に相当するところの自由に回転する部分があり,この回転部分に人差し指をあてがい,親指と中指で回転させるのが基本的な使い方ですが,特にこだわらず,手のひらにあてがい,親指と人差し指で目的のものを回すほうが安定感があります。

ネジ自体も非常に小型のものですから,力を入れすぎて回すと,ネジの頭を壊してしまいますので,注意が必要です。
マイナスやブラスのものでいくつかの大きさのものが組合わさって,プラスチックケースなどに入ったセットものがありますので,これを用意しておくと,時計の電池交換やメガネのネジのゆるみの修理などに便利に使うことができます。
小さなビスナット用の精密ドライバーセット

精密ドライバー

精密ドライバーの使い方

精密ドライバーは通常のドライバーの規格より先端が小さく作られたもの。後端に自由に回転できる円板を備えたものが多い、一般のドライバーと同じように手全体で握る太いグリップを備えたものもある。

円板を備えたタイプなら、ネジに対する押しつけを確実に行えるので扱いやすい。

精密ドライバーを使う際に注意したいのは締めすぎ。精密ドライバーで扱うような小さなネジは、ネジ山や頭の溝はもちろん取りつけられる穴のネジ溝も弱いもの。強い力で締めると簡単に傷んでしまい、取り外しが困難になる。円板を備えたタイプなら指先で回すので、さほど強い力がかけられないので大丈夫だが、太いグリップを備えたものを使う場合は特に注意したい。

柄の後端に自由に回転することが   精密ドライバー1
できる円板が取りつけられている
ものなら押しながら回しやすい

一般的には手のひらに円板部分を  精密ドライバー2
当てて押し、親指と人差し指など
で軸を回す使い方をする

状況によっては、人差し指を円板  精密ドライバー3
部分に当てて押し、親指と中指な
どで軸を回すこともある

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動画 精密ドライバー使い方

プラスドライバー

文字どおりドライバーの先端が「十」型をしたもので,最近のネジのほとんどがプラスネジとなっていますから,一番使用されるドライバーです。

小さいネジに大きなドライバーは入りませんので,特に問題はありません。大きいネジに合わないサイズのドライバーを使用するとネジの頭を壊してしまいますので,注意してください。

使用する場所に合わせて,長さの違うものを数本用意しておくと便利です。これはプラスドライバーに限らず,すべてのドライバーについていえることです。

プラスドライバー3

プラスドライバー

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プラスドライバーの使い方 動画

マイナスドライバー

先端が「-」型をしたもので,最近この種類のネジは少なくなってきており,ネジを回すことより,隙間に挿入し,こじ開けたり,剥がしたりするツールとしての利用価値が多くなっています。

マイナスネジを回すときのコツとしては,ネジの頭の溝とドライバーをがたつかせないことです。また形状が「-」ですから,ネジの中心とドライバーの中心があわないことがあり,そのまま回すとネジの頭を痛めてしまいます。

マイナスドライバー

マイナスドライバー

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マイナスドライバーの使い方 動画

スタビドライバー

通常のドライバーを使うには、ビスの上に一定の空間が必要だが、狭い場所にもビスがある。そんな通常のドライバーが操作できない場所でも使えるのがスタビドライバーです。

手のひらにちょうど収まるぐらいの大きさでしっかり握つて強い力をかけることができる。

スタビドライバー

スタビドライバー

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PBのマグネット式ビット差し替えスタビードライバー紹介 動画

磁性体ドライバー MGドライバー

軸に磁気を帯磁させたものは『磁気入り』『MG入り』『MG』と表示されています。

磁力があると刃先部にネジを吸いつけることができ、ネジを締めるときに役にたちます。

磁性体ドライバー

磁性体ドライバー

磁性体ドライバーの使い方 動画

非磁性体ドライバー

極端に強い磁石の周辺でのネジ止めで,鉄などでできた磁性体のドライバーを使用とすると,強烈な磁石に吸い付けられ,作業がうまくいきません。こんなときに使用するのが非磁性体ドライバーです。当然ドライバーは磁石にくっつきませんので,作業を楽にすることができます。
写真は,チタン製のドライバーです。

チタンドライバー

チタンドライバー

ボックスドライバー

プラスドライバーやマイナスドライバーは,ビスや木ネジを回すのに使用しますが,ボックスドライバーは,ナットを回すときに使用します。

特に,ネジを回していくと,ナットが滑って空回りしてしまうことがありますが,こんなときに,後ろ側からボックスドライバーをあてがって回すと,しっかりネジを締め付けることができます。別名,ナット回しといいます。
通常3mmや4mmのものがあればよいでしょう。
これ以上大きなものを回すときには,スパナやソケットレンチと呼ばれる工具を使います。

ボックスドライバー

ボックスドライバー

ボックスドライバー

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weraのボックスドライバー 動画

ラチェットドライバー ratchet

このドライバーは,回転させるとき,ドライバーの先端をネジの頭から離す必要がなく,押しつけたまま回せますので,素早くネジを締め付けたり,弛めたりすることができます。
締め付けと弛めはラチェット機構部についているレバーの切り替えにより行います。

このドライバーは、軸の根もとにラチェットという仕掛けが付いていて、右・固定・左の3通りに使える便利なものです。
ラチェットの切替スイッチを中央に合わせると、軸とハンドルが固定され、普通のドライバーとして使うことができます。切替スイッチを「右回し」に合わせると、右に回した時だげねじを回すことができ、左へ回すと空回りになります。

繰り返し手首を動かすだけで、バンドルをいちいち持ちかえる必要がなく、ねじを締めることができます。切替スイッチを「左回し」にすれば、右方向が空回りします。また、ラチェットの前の部分を指先で回せば、刃先だけを早回しすることができ、ねじの仮締めがしやすくなっています。
ラチェット機構は,ギアの歯を目的以外の方向に回転させないためのストッパーがあり,逆方向への回転は滑るようにできています。ネジの回転が軽いときはラチェット機構が動作しないことがあります。

ラチェットドライバー

ドライバーの先端(ビット)はプラス,マイナス,六角などの大小ものと交換できる。

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ラチェットドライバーの使い方 動画

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